「便秘解消にいいこと」で多い質問

札幌市清田区から月1回お越しいただいているお客様から、便秘に関しての質問がありました。

「便秘解消に、ヨーグルトを食べるといいですか?」

答えは「×」とお伝えしました。

ヨーグルトを食べてもお通じが来ない

まず、ヨーグルトは冷たいので、それを胃に入れると冷えて胃腸の働きが低下します。

体の中は約37℃に保たれていて、この温度は内臓が元気に働ける温度です。

ですので、食べるものや飲むものは、この温度より低いものはなるべく摂らないほうがいいです。

私はよくお客様に、「生ものは控えてください」と言うことがあります。

生野菜のサラダやお刺身などは、たとえ常温でも体の中の温度よりは冷たいので、「胃腸を冷やしてしまい弱らせてしまう」というのが理由の一つです。

冷たいものを食べて胃腸が冷えると、消化吸収しにくくなるので、効率も悪くなります。

体にとって良いものでも、それを吸収できなくて老廃物になってしまう可能性が高くなるのです。

体が健康であれば、多少冷たいものを食べても大丈夫ですが、

便秘をしているということは、少なくとも健康ではないので、まずヨーグルトなどの冷たいものは避けたほうがいいです。

胃腸はお通じの始まりの内臓です

ヨーグルトの元は牛のお乳ですから、動物性の食べ物です。

動物性食物は栄養が豊富な分、消化に時間がかかります。

つまり、胃腸を長時間働かせることになります。

そして、朝・昼・夜の食事の中で肉や魚を食べてますよね。

ヨーグルトを食べるということは、それに加えてまた少しお肉を食べる、ということになります。

胃腸にとっては、冷たい上に消化するのに長時間活動することになるので、負担になります。

生ものをおすすめしないもう一つの理由はこれで、野菜でも火を通したものより消化に負担がかかります。

便秘なのになぜ胃腸の話をしてるかというと、胃腸は排泄の始まりの内臓だからです。

消化器官は口から腸までですが、口で咀嚼したものをさらに消化吸収して、余分なものを排泄へ送る最初の内臓が胃腸なのですね。

私もそうだったのですが、ここでつまずいて便秘を起こしてる方が多いです。

だから胃腸が元気になるまでは、消化に負担がかかる生ものも避けたほうがいいです。

出すことより、まず体の状態を知る

このお話をしたら、「だからか!」とおっしゃっていました。

どうやらすでに試されていて、でも便秘解消にはなっていなかったのですね。

この方の便秘の原因は暴飲暴食で、冷たいものもほぼ毎日食べられていました。

だから胃腸は弱っているはずです。

ですから、このタイプの便秘には、ヨーグルトは向きません。

ただこの方の場合、便秘の原因は暴飲暴食ですが、その根本原因はストレスでした。

毎日「辞めてやる!」と思うくらいの強いストレスを受けているのだそうです。

食べものだけでなく、ストレス自体も胃腸を弱らせます。

食事を見直して、空腹の時間をとって、胃腸を休ませる。

まずはそこからやってみることをお勧めしました。

そうすれば徐々に、下剤やお通じを促す健康食品などは使わなくてもよくなると思うんですよね。

ただ、この方の便秘の根本原因はストレスなので、さらにそこを何とかできるといいですよね。

じゃないと、またきっとストレスで暴飲暴食、というのを繰り返します。

エステなので、外見の何かしらの問題を解決したくていらっしゃると思うのですが、

例えば「痩せたい」とか、「ニキビを防ぎたい」というとき、私は対処法といっしょに根本原因までお伝えしたいと思っています。

なので初回はこういうの(↓)をお渡ししております。