自分に向けている目を変えてみる

先日いらしたお客様が「ダリアの色のグラデーションが綺麗ですね~」とおっしゃってくださいました。

お花屋さんに入った瞬間に綺麗だなと思って買いました。

お花好きのお客様だったので、喜んでくださって嬉しかったです。

一日の中で、ほんの数分でもゆとりのある時間を

ゆうりらにはお花好きなお客様が多くて、お花の話になることも多いです。

お花を飾るとこういうふうに「綺麗だわ」とか「素敵だわ」などと心が一瞬で和むので、欠かさず飾っています。

なのでお花屋さんにはよく行くのですが、私自身もお店に並んでいるお花を見るだけで心が和みます。

開業して間もないころは、「お客様を少しでもリラックスさせたい」というのと、自宅サロンで普通の家であるため、「少しでもそれらしく見えるように」と花を飾っていました。

花を飾るようになって、今は自分自身が花に目を向ける心のゆとりができたなと実感しています。

ゆうりらにいらしてくださるお客様は、未婚・既婚に関わらず、フルタイムで働いている方が多いです。

専業主婦の方もいらっしゃいますが、お話を伺うととても忙しいのだなぁと思います。

私は母と暮らしていて、家のことはほとんど母に任せていますが、母がけがをして家事ができなくなったときは本当に大変でした。

そういう忙しい中でも、ふと花に目を向ける時間やゆとりを持っていただけたらと思って、お花を選んでいます。

エステで「自分」を感じる

お花を飾る理由は、まだあります。

花を眺めるのと同じように、ご自身にも目を向けていただきたいのです。

私は花を買うときに、「花びらの形がかわいい」「色が鮮やかで綺麗」などと感じたことを具体的にしながら選んでいます。

そして飾った花を眺めると、心が穏やかになるのを感じます。

お花によっては気持ちが明るくなったり、元気が出ることもあります。

私は「エステ」は、自分の身体に目を向ける行為だと思っています。

ご自身の身体に、少なくとも目を向けてるからエステに来られていると思うのですが、

「自分の身体や顔のここがイヤだ」という目の向け方はできても、花を観賞するように今の自分に目を向けることってなかなかできないと思うんです。

自分のことを考えた時に、穏やかな気分になったり、明るい気分になったりすることはあるでしょうか?

私はお客様が、「自分の身体が好きになる」エステをしたいと思っています。

それは、コンプレックスがある部分を無くす、というのではなくて、

嫌な部分があっても、花を観賞しているような目で自分のことを見、思えたらいいなと思うのです。

まわりの基準の美しさではなくて、ご自身の美しさを私は見たいのです。

なぜならその美しさは感動ものだから。

ですからトリートメントの間だけでも自分の身体を感じたり、美しさを発見したり、花を眺めるような目をご自身に向けていただけたらいいなぁ、と思っています。