すべての女性に告ぐ!補血せよ!
先日、足首が出るジーンズを穿いて出かけました。
待ち合わせのためお店に入ってしばらくすると、冷房で足が冷えてきたんです。
で、お店を出たら両足の指がつってしまいました笑。
体の何気ないことですが、これ、中医学で説明したくなりました~。
体の中で何が起きた?
「足が冷えるとつる」というのはなんとなくわかりますよね。
これ、冷えによって血管が収縮して血流が悪くなって、足に血液が十分に行き届かなくなるから、です。
だから温めて血流を良くしたら解消できますね。
実際に家に帰って厚めの靴下を穿いたら、足のつりはすぐに治りました。
「足がつっている」というのは「足の筋肉が引きつっている」状態です。
中医学では「筋(筋膜・腱)は『肝』がつかさどる」と言われています。
まずここがおもしろいですよね~。
筋肉単体で考えず筋肉も内臓がやっている、
というか、体のはたらき全部を五臓が連携してやっている、という中医学独特の考えかたがおもしろい。
で、手足の曲げ伸ばしや歩くなどの運動は筋肉が動くから、ですよね。
その筋肉をスムーズに動かすことができるのは、肝が血で筋を滋養しているからなのです。
足の指がつってしまったのは、冷えによって血が足の筋に行き届かなくなり、血不足となって筋が正常さを失ってしまった結果なんですね~。
この症状に思い当たりませんか?
ここからが、私がお伝えしたいことです。
補血せよ!
というのも、私の場合は一時的な症状なので養生すればどうってことはありませんが、血が慢性的に足りない状態だとつらい症状が出るのです。
たとえば「こむら返り」ってあるじゃないですか。
よく40代以降になると多いと聞きますが、これは血の不足であることが多いです。
血が足りないと顔色が悪くなりますよね。
お肌の新陳代謝に必要な栄養(血)が足りなくなるので、肌のつやがなくなってくすんできたり、乾燥してきたり、シミが濃くなってきたりします。
肝は血を蓄えているんですけど、その血が足りなくなる(肝血不足)と、耳鳴り・めまい・爪が割れやすい・手足のしびれ・ふるえ・目がかすむ・ドライアイ・まぶたがぴくぴくするなどの痙攣・月経量が減る・月経が遅れる、など。
肝とつながっている、筋肉・爪・目・月経などに症状が多く現れます。
血が足りないとお肌の老化が早まるし、体の健康が保てなくなるのです。
日常生活にさほど差支えのない症状なので、さらっと流されてしまいやすいですが、ひとつやふたつ思い当たる症状あるんじゃないでしょうかね~。
最強の美容健康法
私は症状が出ていなくても毎月生理で血を失うことを考えて、普段から積極的に血を補っていますよ~。
それにパソコンやスマホなど、目をよく使うことも多いです。
目をよく使う、頭をよく使う(考え事が多い)のは、血を消耗するんですね。
それから夜は血が回復する時間帯なので、夜寝るのが遅いのも血を減らします。
薬膳では血と同じ色の、赤い色の食べ物が血を補ってくれます。
ほかに血のもとになる陰を増やす黒いものもいいです。
実は薬膳を知る前は、立ちくらみが激しかったんです。
そしてヨガで足首を動かすとすぐに足がつって「アイタタター」となっていました。
それがですね、気がつけば立ちくらみがなくなって、足もつることがなくなりました。
そういえばまぶたのぴくぴくも、滅多にしなくなりましたね~。
ただこういう食材を摂っても胃腸の消化吸収力をしっかりしておかないと、血につくり変えることができません。
というわけで、消化器系を整えるハーブティーを仕入れました。

そして血は増やすだけではなくて、流れがよくないと意味がないです。
ハーブなどのいい香りは「理気」と言って、気の滞りが解消されます。
気が流れると血も流れます!
血はたっぷりあって滞りなく流れていることが大事‼
体の中から美しさや若さを保つ、これって最強だと思っています。