ほうれい線などたるみが気になる方へ。これ、足りてますか?
ほうれい線は、頬や口元のたるみで起きますね。
それから、二の腕のたるたるした感じや腰まわりにつく浮き輪のような脂肪も「たるみ」です。
たるみは、中医学・東洋医学では「気虚」を疑う場合があります。
「気虚」というのは、気が不足している状態のこと。
気は体を働かせるエネルギーです。
内臓が動くのも、血液が流れるのも、体が動くのも、すべて気があるからで、つまり気というのは物質を動かすことができるのですね。
ということで、「たるみは気の不足によるもの」と言えるんです。
元気があればハリや若さを保てる
風船を想像してみてください。
空気を入れた風船は、絵に描いたようなきれいな風船の形をしていて、押すと弾力も感じますね。
空気を入れる口のところを持っても、風船は立ってます。
では、空気が半分くらい抜けたらどうなるでしょう?
風船はしぼみ、しわしわになり、だら~んと頭が下がったような感じになりますね。
これが気虚の状態です。
気虚になると体にハリや弾力が無くなって、垂れ下がったりしわしわになったりするのです。
こう考えると、中医学ってわかりやすくて面白いですね!
激しい運動は逆効果
こういう方に、「たるみを解消するために、一生懸命運動して筋肉をつけて体を引き締めましょう」というのは逆効果です。
激しい運動は気を消耗してしますから、なかなかたるみは解消されないのです。
まずは、気を充実させることの方が優先なのですね。
「スポーツの秋」と言われますが、運動は軽めがおすすめです。
秋は、五臓の中では『肺』がダメージを受けやすいです。
『肺』は「気を主る」ので、たるみが出やすい季節でもあるのですね。
「たるみやすい」とか、「たるみがなかなか解消されない」というお悩みでしたら、
元気はありますか?
疲れやすくはないでしょうか?
最近落ち込んでばかりいませんか?
肺の働きが低下して、気が十分ではないかもしれない。
そういった体質に合った方法だと、たるみは解消できますし、
本来の、健康と美しさを取り戻しやすいです。