脇腹の赤みが教えてくれたお客様の体調の変化

札幌市清田区からモンテデトックスかっさを受けに通われているお客様がいるのですが、とても興味深い出来事がありました。

ダイエットが目的なのですが、不眠症のお悩みも抱えているのです。

睡眠導入剤も服用されていますが効果が薄く、なかなか寝付けないとおっしゃっていました。

なんとかしてさしあげたいと思いつつも、私は治療家ではないので治すことはできません。

そのことは潔く諦めつつ、でも少しでも回復する手助けができら…と思っていました。

不眠について、中医学で考える

私は中医学をエステに活かしていますが、臓腑の一つ、中医学でいう『胆』は、「決断を主る」といわれています。

少し専門的な話をすると、『胆』と表裏の関係にある『肝』、この2つはペアになっているのですが、感情を安定させるなど精神活動に関わりがある臓腑なのです。

1回目、かっさで背中をトリートメントすると、胆経という経絡の場所が赤くなっていました。

ご本人に確認したところ、痛みは全く感じず、むしろ「気持ち良かった~」とおっしゃってました。

そして2回目、やっぱり同じところが赤くなっていました。

胆経のところだけ赤くなっていたということは感情が不安定な状態で、だから眠れないというのは中医学の考え方と一致しているな、と思っていました。

でもこれが3回目で消えたんですね。

偶然かと思いましたが、お客様に聞いてみました。

「最近頭スッキリしてませんか?優柔不断さがないというか、物事の判断がしやすくなったりということはないですか?」

すると、お客様はこうおっしゃいました。

「そうなんです!頭がスッキリしてて、最近眠れるようになったんです。薬の効きがよくなったんです。今は薬をのむ前に眠くなることもあります。朝も目覚ましが鳴る前に起きるようになって、掃除とかしてるんです。」

『胆』は心の落ち着きにも関係している

ちなみに胆経はここ。脇腹を通っているのですね。

この脇腹の辺りが、かっさをすると赤くなっていたのですが、それがなくなっていたのです。

私、心の中でビックリしていました。

「当たった!!」と。

経絡エステと中医学の、大きな可能性を改めて感じました。

こうやってお客様に確認しながら、学んだ知識と実際に起きたことを照らし合わせて、データを集めてまた実践して。

それが楽しいです。

そしてこの効果は、とても嬉しかったです。

私は病気や怪我を治すことはできませんが、改めて、私が今していることの意義を感じた出来事でした。