夏バテしてませんか?

エステサロンを開業して初めて、今年はお盆休みを取りました。

特にお出かけもせず、家でのんびり過ごしたり、スポーツクラブに行ったりしていました。

そのスポーツクラブで、このような話を耳にしました。

「なんか体がだるいんだよね~。夏バテかな?でもここ(スポーツクラブ)に来て運動するとスッキリするの。で、のどもすごく乾くの」

一緒にいた方たちは、「夏バテだよ、夏バテ!」とおっしゃってましたが、私も夏バテだと心の中で思いました。

この話には、夏バテの原因がわかるワードがたっぷり含まれています。

「この方の夏バテの原因を分析したーい!もっと詳しく聞きたーい!」と思いましたが、話したことがない人だったのでそれは止めて、たまたま耳に入ってきた情報をいただいて、自分なりに分析してみたいと思います。

夏バテってどうしてなるかご存じですか?

まず、夏バテって、「夏にバテる」だから、「疲れている状態」ですよね。

夏に起こるカラダの特徴的な変化といえば、「汗をかく」こと。

夏って大量に汗をかいたり、汗かきっぱなしだったりするので、それだけで疲れてしまうんですよね。

なぜなら、「汗を出す」ことそのものが気を消耗しているからです。

気というのは「元気」のこと。元気があるから仕事もできるし家事もできるわけですが、体の中も元気がないとしっかり働けません。

何かをするって、元気=エネルギー=気を使うんですね。

だから「汗を出す」というだけで気を消耗します。

夏は暑くて大量に汗を出したり、汗かきっぱなしになることもあります。

そのような状態は汗と同じように、気もいつもより大量消費したり消耗しっぱなしになって、それで「疲れ」となって、「だるい」となるのですね。

ですから夏バテは、『気(元気)』が足りない状態で、だから体がだるくなります。

「運動するとスッキリする」に隠れた夏バテのもう一つの原因

「スポーツクラブに来て運動するとスッキリする」ということは、体を動かして汗をかくとスッキリするんですよね。

ん?汗をたくさんかいたから気が足りなくなって夏バテしたんじゃなかったの??

これですね、私が思うに、むくみの原因になる『余分な水分』が溜まっているんじゃないかと思うのです。

このところ、もわ~っとしていて湿度が高めだったんですね。

そういう環境で体の中に余分な水分=『老廃物』があると、体内の老廃物も勢いづいてしまうのです。

『老廃物』は気の流れを邪魔して滞らせてしまいますが、体を動かすと気が流れます。

そうすると、老廃物と共に詰まっていた気が流れてスッキリするんですね。

体に余分な水分が溜まっている場合の「だるさ」は「重だるさ」です。

余分な水分が体内に溜まってしまう原因に、「湿気の多い気候」があります。

実は、湿気が多いと胃腸の働きは低下させられてしまいます。

胃腸の働きが低下するので消化吸収が悪くなり、老廃物が生まれるのです。

おすすめの夏バテ解消法

夏バテはこれ以外にも考えられる原因がまだあります。

耳に入ってきた情報だけなので、この方の夏バテがどういう夏バテかは本当のところわかりませんが、運動する元気はあってスッキリするみたいでので、湿気や体内の老廃物による夏バテの可能性が強いかなと、私なりに答えを出しました。

このタイプの夏バテは、今けっこう多いです。

おススメの夏バテ解消法は、デトックス元気をつけること

体の中に溜まった老廃物をデトックスると、重だるさが取れてスッキリします。

元気をつけるには、「スタミナをつけるために肉を食べる!」ではなくて、逆にお肉を減らして消化に良いものを食べるのがおすすめです。

薬膳では、体の元気を増やしてくれる野菜や穀物がいろいろとあります。

みなさんおなじみの『お米』は、実は元気を増やしてくれる食材です。

そして今が旬の『とうきび』や『スイカ』にはデトックス効果があります。

とうきびはデトックス以外に胃腸を元気にする効果もありますし、スイカには渇きを改善する効果もあります。

私は先日、『冬瓜』を煮物にしました。

冬瓜もデトックス効果が高く、今が旬で柔らかくて美味しいですよね~。

「スタミナをつけようとしてモリモリ食べてたら太った」、「胃がもたれた」という逆効果なお客様がたま~にいらっしゃいます。

「食べ過ぎ」から夏バテになることもあります。

みなさんはそうならないように、くれぐれも食べ過ぎにはお気を付けくださいね~。