夏のデトックスは汗のかき方に注意です

「夏は暑さを吹き飛ばすために、辛いものを食べてドバーっと汗を出すの」

札幌市清田区から定期的に来てくださる50代のお客様がおっしゃいました。

でもこの健康法は、実はこの方の体質に合っていないので、やり過ぎないほうが良いことをお伝えしました。

メニューにも『モンテデトックスカッサ』というコースがあるのですが、

モンテデトックスカッサ
モンテセラピー独自のカッサを使い、老廃物を排出して本来の健康なからだに体質改善。ダイエット効果が出やすく太りにくいからだになります。

デトックスと言えども夏は大量に汗を出さないように、体を温め過ぎないようにすることもあるのです。

汗をかくと確かにスッキリすることもありますが、体質ややり方によっては老化が早まることもあります。

大量に汗を出さないように気をつけなければいけない体

このような症状はありませんか?

  1. 40歳以降
  2. 肌が乾燥しやすい
  3. ほてりなど更年期症状がある
  4. 寝つきが悪い、夜中に何度も起きる
  5. 朝が弱くて起きるのが困難なくらいの症状がある
  6. めっきりやる気が出なくて、何をするにもおっくうに感じる

これが 2つ3つ当てはまったら、体を温め過ぎないようにしたり、室内温度にも気をつけています。

こういう症状がある人を汗を大量に出すように温めてしまうと、起き上った時にふらついてしまったり、逆に疲れがひどくなる可能性があるのです。

女性は陰陽でいうと「陰」の生き物で、どうしても年齢とともに「陰」が少なくなりやすいです。

「陰」は人体では「うるおい」のこと。

なので年齢とともに肌が乾燥してしわができやすくなったり、そのバランスの崩れからほてりや寝つきの悪さなどの症状ができていやすいのです。

夏の健康法常識に気をつけましょう

1.汗

汗は体の中に蓄えられている水分ですね。

これを皮膚の外へ出すためにはエネルギーが必要です。

車でも電化製品でもなんでも、それを動かすにはエネルギーを使いますよね。

「汗をかく」というのは、エネルギー(気)を使って体の水分を動かして体表へ出す、ということなのです。

ですから大量に汗をかくと、エネルギーも大量に消費します。

やる気が出なく疲れやすい人や朝が弱い人は元々エネルギー不足で、だから元気がないのです。

こういう方が大量に汗をかくと、さらに体がだるくなります。

2.老化

汗は体の中に蓄えられている水分です。言い換えると「うるおい」ですね。

老廃物も若干汗に混ざって出ていきますが、デトックスするには効率が悪く、デトックスるなら便や尿で出したほうが断然効率がいいです。

便・尿は老廃物100%、デトックス専用の排泄器官がありますものね~。

でも汗は体に必要なうるおいまでも出ていってしまいますので、お肌が乾燥しやすくなります。

そうするとお肌の老化が早まりますね。

肌が乾燥しやすかったりその症状が現れやすい40歳以降でしたら、汗をたくさんかいたあとは老化防止のために、お肌や体のお手入れをしっかりするといいです。

3.辛いもの

「夏こそ辛いものを食べよう」みたいなことを聞いたことがあります。

たぶん、辛いものを食べて汗を出して荒療治的に夏を乗り切る、みたいなことだと思うのですがこれも人によっては逆効果になります。

辛い物は刺激が強いです。

こういったものを摂り過ぎたり辛いものばっかりだと、イライラしやすくなったり怒りっぽくなったりすることがあります。

さらに余分な熱が体の中にこもってほてりの症状が出たり、顔がくすんできたり、めまいがしたり、肌が敏感になったり…。

この他にもまだまだ起こりうる症状がたくさんあります。

加えて夏は「熱邪」や「暑邪」という外邪にも襲われやすいです。

冷え性でなければ、夏は辛いものでさらに体を熱くするのではなくて、余分な熱を取ったり冷やしたりする食材がおすすめです。

夏野菜は体を冷やすものが多いですものね~。

汗はですね、大量に汗を出さなくてもじっとり汗が出るくらいでもかなりスッキリしますよ~。

健康や美容に良いとされるサウナや岩盤浴も、人によっては逆に体のバランスを崩してしまったり、老化を早めたりすることがあります。

「自分の体質に合ったやり方」で上手にデトックスすると、効率良くダイエットもできます。