「正しいスキンケア」は自信にもつながる
肌のくすみが取れて明るくなると、気持ちも明るくなる。
というのを、お客様を見て思いました。
正に、心と体はつながっているのだなと。
フェイシャルエステの効果よりも大事なことに気づきました
肌質改善コースでも人気なのが、画像にある『プロ ブライト』。
メニューには載せていないのですが、
初回でコンサルテーションをして、トリートメントを体験してくださった後、相談をしながら今後のフェイシャルコースを決めます。
『プロ ブライト』は、『プロパワーピール』と組み合わせるので、フェイシャルの中でも高度な、そして肌に対して高機能なコース。
「しわ」や「たるみ」という難しい肌悩みに効果的で、先日も60代の方の目尻にある深いしわが徐々に浅くなって「目立たなくなってる」とおっしゃっていました。
実際に、しわが目立たなくなってきたり、肌が明るくなったり、といったエステならでは効果を実感されてとても嬉しく思いました。
普通なら、「ぜひ、このコースをもっとたくさんの人に体験していただきたい!」と、『プロ ブライト』の詳細やご案内を書くべきなのでしょうが、
私はそれよりも、別の事に反応してしまいました。
情報溢れる「スキンケアの基本」
初回でお客様は「クレンジングをしてもらったとき、優しく肌に触れられていた。自分の洗顔とは違ってた」とおっしゃっていました。
きっと、思いのほか洗い方が激しかったり、強かったりしていたのでしょうね。
スキンケアでは「強くこすらない」のが基本です。
摩擦が肌に負担をかけ、キメが粗くなってくすみが生じたり、乾燥しやすくなったり、色素沈着を起こしたりするからです。
ニキビがある場合は、摩擦で悪化しますし、ニキビ跡が残りやすくなりますし、新しいニキビをも生んでしまいます。
私がそうだったのですが、ニキビで悩んでいた頃、しっかり汚れを落とそうとクレンジングと洗顔は時間をかけて肌になじませていました。
「しっかり汚れを落とす」=「時間をかける」というふうに完全に思い込んでいたのです。
その間違ったやり方で、一向にニキビが治まりませんでしたが、これをやめるとニキビが減り始めて、「今までのは何だったんだ」と自分自身に落胆したのを覚えています。
顔のたるみを解消する目的でスキンケアのときにマッサージをする場合も、その摩擦が同じように肌にダメージを与えます。
やり方によっては、真皮へのダメージとなって、逆にたるみが悪化することもあります。
初回でコンサルテーションをすると、このような間違ったやり方(思い込み)でスキンケアをしてらっしゃる方が多いです。
洗顔のときの水の温度や、スキンケア製品をつけるときの手の動かし方や強さなど、正しいやり方は細かく言うといくつもあります。
調べれば、いくつもの方法が溢れ出てきて、真逆の情報が出ることもあります。
こうなると混乱してきますし、時間と労力もかかります。
サロンではそれらを一つ一つ確認していきますが、私自身のスキンケアは、たった一つのことを基本というか基準にしています。
しかも、超かんたん。
ここから先は、私の経験から得た独自の見解です。
一つの方法としてご判断ください。
正しいスキンケアは自分の肌が知っている
私の場合、スキンケアをするときの意識は「肌」です。
例えば、フェイシャルを受けた時は、意識は「自分の肌」にありますよね。
だから、優しく触れられているとか、手が温かいとか、気持ちいいなどと感じます。
でも、自分でスキンケアをするときや肌に触れるとき、意識は「自分の手」になっていませんでしょうか。
意識が「手」だと、「肌がすべすべして気持ちいい」とか、「カサカサしている」とか、肌の感触を感じています。
肌の状態が自分の手を通して分かるので、これも大切です。
ですが、意識がずっと手にあると肌に負担をかけてしまう可能性が高くなります。
例えば、「肌」に意識があれば、
- シャワーを直接顔に当てて洗い流す
- パチパチパチ!と手でパッティングしながら化粧水をつける
- 表情がぐちゃぐちゃになるほど、強く塗りこむようにクリームをつける
という極端に間違ったことは、しないのではないかと思うのです。
もし、フェイシャルエステを受けた時に、「これから化粧水をつけます」と言われて、パチパチパチ!と顔を叩かれたらどうでしょう?
あり得ないですが、「これから洗顔料をシャワーで洗い流します」と言われて、強いシャワーを顔にかけられたらどうでしょう?
全然気持ち良くないし、不快で腹が立ちますよね。
でも案外、自分ではそれをやってしまうもの。
強い刺激に耐えなければいけませんから、無意識にしかめっ面にもなります。
その結果、毎日それをやっているのですから、しかめっ面が徐々に肌に刻まれて、しわやたるみを増やします。
私はよく「今までしている事がすべて体に(肌にも)表れる」と言うのは、こういう行動一つ一つの事なのです。
で、行動する前には、その行動を起こさせる「考え」が必ずありますが、その考えを私は頭ではなく肌(体)から読み取るようにしています。
だから自然と意識が「肌」になっている。
自分の肌が「快」か「不快」か。
たくさんの情報に触れ、美容法を試していく中で、結局は自分の肌が心地よいと感じることに間違いはない。
頭でっかちになったばかりに、そしてたくさんの思い込みから、かなり遠回りをしてこの答えに至りました。
ですので、スキンケアや美容に対して専門的な知識がなくても、自分の肌が「快」か「不快」かが分かれば、自然と正しいスキンケアができると私は思っています。
この方法(考え方)というのは、自分の体を信じることにつながります。
これができると当然自信がつきますし、そうなると自分の肌にも自信が持てるようになります。