ニキビが治ったら、今度はニキビ痕をどうにかしたいですよね
私は30歳の手前頃、重度のニキビで悩んでいた時期がありました。
ニキビが顔中にできてしまったときに真っ先に頭に浮かんだのは、「これ全部、痕が残っちゃうー!」でした。
ニキビが無くなっても、痕が残っていたら…。 そうなるとニキビが治っても気分が晴れません。
ニキビ痕は、最初の頃は赤いままですが、次第に茶色くなってきますよね。
これは炎症後の色素沈着=シミですから、ニキビ痕のお手入れには美白もいっしょにするのがおすすめです。
ニキビ痕に必要なお手入れ
- 紫外線カット
- ターンオーバーを正常にする
- メラニンをコントロールする
炎症を起こしたところは「メラニンが増える」というのがわかっています。
炎症を起こした肌表面とその下にメラニンをたくさん抱えた細胞がいつまでも残っていると、赤みがひいた後に、その部分のメラニンの色が出て茶色くなります。
そこに紫外線が当たるとメラニンの色自体が濃くなるので、もっと目立ってくるのです。
ですから紫外線カットは欠かせないお手入れですね。
なので、ニキビがあっても安心してつけられる日焼け止め、例えばノンコメドジェニックだったりすると、さらにいいですよね。
太陽がある日中は紫外線が降り注いでます。そして窓ガラスも通過して家の中に入ってきます。
季節に関係なく、おうちの中でも紫外線カットはしてくださいね。
ターンオーバーを正常にすると肌の変化が早い
肌は層になっていて、一日経つと表面の肌は剥がれ落ちます。
このターンオーバーが正常だと、メラニンをたくさん抱えた細胞が自然と剥がれ落ちるので、本当なら次第に薄くなっていくはずですよね。
でも残ってしまうのは、ターンオーバーのペースが遅くていつまでもメラニンをたくさん抱えた細胞が残っているからなのです。
なので、ニキビ痕のケアや美白にはターンオーバーを正常にするのがとってもよくて、肌の変化も早いです。
炎症後の色素沈着には美白がおすすめ
さて、これはシミができる仕組みのお話なのですが、シミがあるところというのは、紫外線の影響がなくてもメラニンが過剰に作られ続けている、というのがわかっています。
ニキビ痕が茶色く残ってしまった場合は、このことも考えられます。
炎症してメラニンがたくさん作られてしまって、炎症が治まっても作られ続けている。
これだとターンオーバーを正常にしても、下からどんどんメラニンが作られていますので、結局ニキビ痕が茶色くシミとして残ってしまいます。
ですので、メラニンの生成をコントロールする美白がおすすめです。
肌はターンオーバーによって、毎日新しい細胞に入れ替わってますから、紫外線カットをして、ターンオーバーを正常にして、メラニン生成をコントロールできれば、いずれ肌の層は、メラニンを過剰に含んでいないきれいな細胞で満たされますので、元の肌に戻ります。
肌にこのような働きがあってよかったですよね~。おかげで私も救われました~。
オマケのお手入れ(でもけっこう大事です)
ニキビの炎症の後に増えてしまったメラニンは、肌にとっては必要ないので、本来なら外へ排出したり、消化されたりして片付けられます。
血液がスムーズに流れていると、いらないメラニンの片付けられますが、流れが悪いと片付けがはかどりません。
血液の流れが悪い状態のことを、中医学では「血瘀(けつお)」といいます。
なので、ニキビ痕のケアには、同時に血瘀も解消するとよくて、お客様にはその方法もおすすめしています。
さらには、ニキビができやすいというのは、すでに血瘀になっている可能性が非常に高いこともあります。
カラダの内側からも改善すると、ほんと、早くきれいな素肌を取り戻せますよ~。