体重以上に、倍増して太って見えています
モンテセラピーを受けに、札幌市北区からお越しくださいました。
3か月ぶりでしたがお話を伺うと、
食べ過ぎがたたって体重が2㎏くらい増え、「パンツをはくと、お尻まわりや太ももがきつくてピチピチする」とおっしゃっていました。
お腹も出てしまい、食事の量を元に戻してもお腹は戻らないんだそうです。
実際にお体を拝見すると、お腹がぽっこりしていました。
体重が増えてなくてもぽっこりお腹になる
この方の場合、プロテインを飲んで筋肉をつけているそうなので、体重は増えてもおかしくないです。
筋肉を鍛えると、その部分は太くもなります。
主に下半身を鍛えてるそうなので、パンツがピチピチになるのも、もしかしたら筋肉がついたからかもしれません。
なので、「体重」と「ぽっこりお腹」は切り離して考えた方がいいです。
体重が増えたからといって太ったとは限らない、つまり「体重」と「ぽっこりお腹」は別物。
だから、体重が変わらなくてもお腹がぽっこりすることがありますし、
スリムな体形でもお腹だけぽっこりしていることもありますし、
体重を減らすだけでは、ぽっこりお腹は解消されない場合が多いです。
厳密に言うと「たるみ(歪み)」です
でもお腹が出ると、太ったと感じます。
実際にその部分は太くなっているわけですから、間違いじゃないのですが。
一般的な「太った」と私が言う「太った」は、認識が違います。
この場合のお腹のぽっこりは、「太った」のではなくて「たるみ」です。
「たるみ」は、体重の増減に関係なく起きます。
なぜなら、たるみの原因は「体の歪み(姿勢)」だからです。
歪みは、体が縮んだりねじれたりして起こります。
自覚されてる方も多い「猫背」は、背中が丸くなる姿勢で、お腹側が縮み筋肉がゆるんだ状態です。
この姿勢に連動して、腕は肩が内側に巻き込むように(ねじれるように)歪みます。
すると、お腹がたるんできて骨盤まわりに浮き輪のような脂肪が目立つようになり、二の腕はたるんで太く見えます。
もう一つ、女性に多い「反り腰(骨盤が前傾)」の姿勢の場合ですと、お腹を突き出すような姿勢になり、この姿勢もお腹に力が入りにくく、下腹部が出てきます。
この姿勢だとお尻や内ももにも力が入りにくいので、脚の内側を引き締める力が失われ、外側に広がって下半身が太くなってきます。
パンツをはくときにきついと感じるのは、これもあるかもしれません。
体重の数値と見た目に2㎏のずれ
というわけでこの方、120分のモンテセラピーで体の歪みを整えた後は、お腹がぺったんこ。
お尻から太ももにかけても、外側に広がり気味だったのがすっきりして、姿勢も含めて体形が変わりました。
たった2時間ですから、当然体重や脂肪が減ったわけではありません。
でも体重換算したら、1~2㎏くらい減ったような見た目の変化です。
ビフォーアフターにも載せているこの方(↓)

こちらは初めて受けられる方の1回のトリートメントです。
トリートメント後の画像は、息を吸ってお腹を引っ込めているようにも見えますが、
正しい姿勢とは、息を吸ったときに背筋が伸びるようにお腹が伸びている状態です。
トリートメント前よりお腹が引き上がっているので、腰まわりのたぷつきもすっきりするのです。
この、お腹が引き上がっている姿勢を維持するための筋力がないから、お腹がたるんで太ったように見えてしまうのですね。
さらにこちら(↓)のビフォーアフターに協力してくださった方たちは、3か月間でも体重は見た目ほど減っていません。
食事のアドバイスもしましたが、「痩せるための食事」ではなく「健康のための食事」でしたので、せいぜい2㎏くらいだったと思います。
数値には表れない本来の健康と美しさ
初めての方にはよく、「ここのお肉どこ行っちゃったの!?」と驚かれるのですが、
体の歪みを整えると引き締まったりリフトアップするので、体重が減っていなくても痩せたようなスタイルになります。
「太った」と「たるみ」の違いです。
ということは、
体が歪んでいると、実際の体重よりも太って見える。
- 体重(脂肪)が増えていなくても、体の歪みでたるみが生じて太った体形に見えます。
- 体の歪みでたるんだ体形で、体重(脂肪)が増えているのも重なると、倍増して太って見えます。
ゆうりらでは減量には力を入れていないのですが、もし3㎏の脂肪を落としたなら、体の歪みも一緒に整えると6㎏減量したような体形になる。
ざっくりですが、そういうこと。
モンテセラピーは、体の歪みを整えてボディメイクするエステです。
ですので、1回で姿勢が良くなったり、見た目にスリムな体形になります。
ですが、1回で姿勢を支える筋力がついたわけではないので、すぐに元の姿勢に戻ります。
この1回を繰り返して正しい姿勢を身に付けるのですが、それには3か月はかかります。
なぜなら、筋力をつけなければ正しい姿勢を維持できから。
筋トレと同じなのです。
「ダイエット」というと、体重やウエストなどの数値にとらわれがち。
数値は「ついで」くらいに考えて、そこに自分の体をはめ込まなくてもいいんじゃないか、と個人的には思っています。