ダイエットしても腰周りの脂肪がとれない
50歳前後の方たちに共通する体形のお悩みがあります。
それは、骨盤周りの脂肪。
「ジムにずっと通ってます」という人も、なんですよね。
先週も、「5㎏落としたけど骨盤周りの脂肪が取れない」と、来店されたお客様がいました。
運動をしている・していないに関わらず、骨盤周りに脂肪がつく。
その原因やメカニズムを中医学&経絡で紐解いていきましょう~。
もう悩まなくて済みますよ~。
経絡でわかる、腰まわりに脂肪がつく原因
50歳ころになると『腎』の機能低下が体に現れてきます。
腎は成長とかかわるところなので、成長の先である「老化」にも深く関わっています。
その腎の経絡は体の中心にあって、ペアを組んでいる膀胱経は背骨を挟むようにしてあります。

点線が『膀胱経』、実線が『腎経』です。
腎経・膀胱経には腎・膀胱を働かせる「気」が流れていて、体の内側では腎と膀胱を働かせています。
そして体の外側では、こんな働きもあります。
- 背骨を支えて姿勢を保っている
- 体形を外側へ広がらないよう、中心に引き寄せている
体の中心にあって、体幹と関わりがあるのです。
だから姿勢にも深くかかわっています。
腎経と腰まわりに脂肪がつく関係
腰まわりに脂肪がつく原因はどう関わっているか?というと、
腎経の気が滞ると、体幹がゆるんでしまうんですね。
筋肉の緊張がなくなって、だらしない姿勢というか、見た目とっても疲れてそうな姿勢になります。
つまり、猫背になって、ボディラインが外に広がりたるむということ。
腰まわりの脂肪は、姿勢が悪くなって筋肉がゆるみ、上半身のお肉が下がって腰まわりにたまっている状態です。
腰まわりの脂肪は、「たるみ」なのですね。
姿勢の歪みが原因なので、運動ではなかなか解消できないです。
逆に、姿勢改善をすると腰まわりの脂肪はすっきり取れます。
モンテセラピーは体の歪みを整えて、きれいな姿勢になりますので、落ちにくい腰まわりの脂肪もなくなります。
1回でもわかりやすいくらいの効果がありますので、一度お試しになってみてくださいね。
腎の働きが落ちるとこんな症状も
ネットを開いていたら、「中年腹」という言葉が出てきました。
皮下脂肪が蓄積して太った、というよりは、体形に締まりがなくなるという感じです。
「腎は老化に関わる」と書きましたが、例えば「尿漏れ」も腎が関わっています。
腎の気が足りなくなってくると、「尿をためる・出す」の調節ができなくなるのと、
「腎は前後二陰に開竅する」といって、排尿と生殖(前陰)、肛門(後陰)に関わっているからなんですね。
尿や便が漏れないように、キュッと引き締めている、という働きを腎がしています。
体形だけじゃなく、こういうところもゆるんできます。