経絡はリンパの流れと同じですか?

モンテセラピーについて、たまにこういう質問を受けます。

「経絡の流れはリンパの流れと同じですか?」

はい、流れの向きが同じ場合もありますし、逆の場合もありますよ~。

経絡は目に見えない

「経絡(けいらく)」というのは、中医学(東洋医学)の考え方で、気血が流れる管を指します。

「管」といっても実際には目に見えなくて、イメージのお話。

目には見えなくても気血が流れるラインがある、と中医学では考えています。

経絡には、「肝経」や「腎経」など、内臓の名前がついていて、その内臓をはたらかせる気(エネルギー)と血(栄養)が流れています。

たとえば「肝経」なら、肝臓を動かす気血が流れているのですね。

なので、「リンパ管」とは違うのですよ~。

リンパは中医学でいうと「三焦」

中医学は2000年の歴史があります。

2000年前は解剖できない時代でしたので、「リンパ管」という存在はわかりませんでした。

でも、体内の水分が全身を流れいる、というのはわかっていたようです。

「三焦(さんしょう)」という経絡があるのですが、三焦っていう内臓なはいですよね。

三焦というのは、上半身を上・中・下に分けて、それらをあわせたものをいいます。

で、三焦の働きの一つに「水液運行の通路である」というのがあります。

つまり、「体の水分が通る通路」なので、リンパ管は中医学では三焦の経絡にあたると考えています。

経絡はボディメイク効果もあります

経絡を流れる気血は、リンパと同じように一方通行で流れています。

足でいうと、足の内側にある経絡は下から上に、リンパと同じ流れです。

でも、足の外側にある経絡は、上から下なんです。

リンパと逆向きに気血が流れているのですね~。

「リンパと逆向きだと足のむくみが解消されないんじゃない?」って思いますよね。

中医学(東洋医学)の考えでは、気が余分な水分を動かして排出するので、むくみはちゃんと解消するんですよ~。

それに、気血の流れがよいということは、水分処理をする内臓に気(エネルギー)と血(栄養)がしっかり届いているということなので、余分な水分をためこまずちゃんと処理してくれます。

つまり、むくみにくい体になる、ということなのです!

経絡の流れに沿って気血を流すと、足が軽くなって膝が上がりやすくなりますよ~。

ちなみに経絡は、筋肉や骨格に沿っているので、気血を流すように経絡を整えるとボディメイク効果があります。

ぜひ体の内側の変化、外側の変化を体験してくださいね~。

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