早速、敏感肌でお困りの方がいらっしゃいました

先週、「春の敏感肌」についてお伝えしましたが、そのあと早速、敏感症状が出ている方がいらっしゃいました。

いつもボディとヘッドマッサージを受けられている方なのですが、顔に赤みがあり、小さなぷつぷつが出ていました。

ヘッドマッサージ中、お肌をよく観察していると、おでこが乾燥して皮が剥けていました。

お話を聞くと、「たぶん疲れがたまったりして、免疫力が下がったのかも…」とおっしゃってました。

もともと、日中の紫外線でもヒリヒリしたり、赤みが出やすいという「敏感肌」とおっしゃっていました。

あなたの敏感肌はどちらのタイプですか?

「もともと敏感肌」と書きましたが、敏感肌には大きく2つのタイプがあるのをご存じでしょうか?

  1. 生まれ持った敏感肌タイプ
  2. 後から敏感肌になったタイプ

「生まれ持った敏感肌」というのは、例えば「子供のころから皮膚が弱い」「ほぼ一年中、赤みやヒリヒリ、かぶれなど敏感な症状が出ている」ことが多いです。

遺伝も大きく関わっていますね。

「後から敏感肌になった」というは、「大人になってから敏感肌になった」という方が多いです。

生まれ持ったタイプとは違って、季節の変わり目や疲れがひどくたまったとき心労がたたったときなどに肌が敏感になります。

どちらの敏感肌でも共通する肌状態の特徴があります。

敏感肌の特徴「脂質バリアが損なわれている」

肌内部には「細胞間脂質」という脂質があって、「セラミド」と言われることもあります。

最近はこのセラミドが、有効成分として入っている化粧品が多くなりましたね。

この脂質は、外からの刺激から肌を守るために、肌内部にバリアを形成して刺激の侵入を防いでいます。

どのようなバリアかというと、細胞ひとつひとつの間を埋めているのです。

この構造をよく、「レンガ」と「モルタル」に例えられます。

レンガの壁を作るとき、モルタルでレンガ同士を接着しますね。

この「モルタル」にあたるのが「細胞間脂質」です。

細胞間脂質が細胞のすき間を埋めて接着していることで、刺激が侵入しないようになっています。

レンガの画像は一面しか見えていませんが、細胞はこの奥にもずーっと連なっていますから、細胞を取り囲むようにしてバリアが張り巡らされているのですね。

すばらしい、完璧な構造ですよね~!

そして、細胞間「脂質」=「あぶら」なので、肌内部の水分蒸発を防ぐ保湿作用もあります。

細胞間脂質は、健やかなお肌を保つために欠かせない働きをしてくれているのですね。

だからとくに、敏感肌用の化粧品に入っていることが多いですね。

敏感肌には欠かせないお手入れ「脂質バリアを強化する」

細胞間脂質は「保湿」と「バリア」と「接着」の役割があるので、足りなくなると、乾燥・敏感・皮むけが起こります。

なので、肌が乾燥してくるとともに、皮がめくれたり、ヒリヒリしたり、赤みが出たり、吹き出物のような小さな発疹がぷつぷつ出てきたり、

悪化するとかゆみや熱感が出てきたり、べたつきやすいおでこでも乾燥して皮がめくれてきます。

細胞間脂質が損なわれる原因は人それぞれで、このお客様が敏感になってしまった原因ははおそらく、

紫外線が強くなり始めたこの時期に、お仕事の忙しさから疲れやストレスがどっとたまったのが重なってしまった、

のだと思います。

ほかにも、大人になってから敏感肌になった場合、たばこや飲酒、食生活などもありますよ~。

脂質バリアの強化は敏感肌にとっては大切なお手入れですが、症状が出ていない時も、つねに細胞間脂質を補ってバリアを強化していると安心ですね。

今、敏感肌の方のフェイシャルエステを、初回は特別価格で行っております。

もしよろしければ、一度お試しくださいませ。