骨盤周りに脂肪が付きやすくなる季節

我が家の庭では福寿草やチューリップの芽が出始めてきました~。

こうして春を感じていると、わくわくしてきますね~。

人は季節や気候の変化など、自然の影響を受けますよね。

「気分」だけじゃなくて、実は「体形」も影響を受けて変化するんですよ~。

春は体形が「横広がり」になりやすい

身体は、自然と調和していると健康で、体形もそれほど影響は受けません。

春の流れに乗って、身体は健やかになり、新しいことに挑戦してみたり、わくわくしたりと気分も変わってきます。

ですが、自然と調和できていないと、体形が横に張るように広がってきます。

それは、『肝・胆』が関係しているからなのです。

五行学説では、『肝』の主季は「春」です。

肝は春に活発になって身体の健康を保ってくれるのですが、あるきっかけがあると暴走したり、働きが低下するのです。

そのきっかけは、「肝が苦手なもの」です。

肝の「苦手なもの」で体形が崩れる

肝が苦手なものは、「ストレス」です。

春は、新生活などの環境の変化で、一年で一番ストレスが強くかかったり多い季節ですね。

そのストレスが心身に影響して、体ですと経絡に沿って体形が横に広がってくるのです。

胆経が通っている太ももや膝下の側面が張り出してきて、下半身太りのように見えたり、
肝経が通るお腹や胆経が通る上半身の脇が張り出してきて、太い木の幹のようにがたいがよく見えたりしてきます。

春だけでなく、慢性的にストレスを抱えている場合も同じです。

この場合は肝の働きが慢性的に低下している状態ですね。

ですから体形も慢性化して太くなりやすいです。

それから、もとからの骨格は別ですが、顔が大きく見えるとか、エラが張ってきたというのも、「ストレス=肝・胆の働き」に関係しているのですよ。

ほかにも、頭痛、肩こり、生理前の胸の張りイライラ、抑うつ状態などの症状が強く出ます。

ストレス以外にもある「苦手なもの」にも気をつけて

肝は「蔵血を主る」といわれていて、「血の量」と「流れ」を調節する働きがあります。

だから血がたっぷりある状態が肝にとっては心地よく、しっかりと働くこともできるのです。

逆に血が不足してると肝はしっかり働けなくなるので、

ストレスに対して弱くなってすぐに落ち込んだり、イライラしやすくなったり、頭痛、肩こりといった先ほどの症状も起きやすくなる、という相関関係があるのですね。

もちろん肝と胆の経絡も歪んでくるので、体形が横広がりに崩れてきます。

春の季節と調和して心地よいカラダに♪

サロンでは横が張り出してくる、とくに骨盤周りや太ももの横にお肉がついてきた方がチラホラと見られるようになりました。

転勤」や「新しい上司が異動してきた」など、ご自身に直接かかわる変化があった方、

「主人が単身赴任することになった」など、家庭環境が変わられた方もいらっしゃいました。

なので、ボディトリートメントでは肝経・胆経を念入りに行っているところで、

春の季節と調和できるように、「気分は春~♪」になるような養生法もお伝えしているところです。

肝は本来は、明るく伸びやかな性質があります。

だからこそ、我慢したり抑えられるようなストレスが苦手なのです。

ぜひこの時季は、リラックスを心がけて、気分を明るく過ごすようにしてくださいね~。