「どうして生理痛がなくなったんですか?」-モンテセラピーのお客様-

「生理がきちゃって生理痛もあるんです」というお客様にモンテセラピーボディをしました。

背中からトリートメントをし始めて、少ししてから「あ、生理痛がなくなりました」とおっしゃいまして、

お帰りになるときは「スキップして帰れる」ほどすっきりされていましたよ~。

モンテセラピーは生理中も受けられます。

ただ量が多い日は気になったり、生理痛が重い日は気分がすぐれなかったり、リラックスして過ごせないんじゃないかと。

なのでそういう日は無理せず、おうちでゆっくり休んだほうがいいと思いますよ~。

体が教えてくれる、生理痛の原因

お客様に「どうして生理痛がなくなったの?」と聞かれたのですが、それは気血の流れがよくなったからだと思いますよ~。

お客様の生理痛の原因の一つが「血瘀(けつお)」でした。

「血瘀」というのは中医学の言葉で「血液の流れが悪い状態」のこと。

なぜそう思ったかというと、

  1. 卵管のあたりが痛い
  2. 経血に少し塊があった

「卵管のあたり」というのは子宮を挟んだ両側のあたり、鼠径部付近ですね。

この場所、中医学では「少腹」と言います。

ちょうど肝の経絡(肝経)が通っている場所が少腹です。

肝へ注ぐ気血の通路である経絡上に痛みがあるので、その部分の流れが悪くなっている、というのがわかります。

この場所が痛む生理痛はわりと多いです。

で、血液は流れが悪くなると次第に固まってきます。

経血に塊が混じるのはそのためです。

その塊が経絡をふさいで気血の流れが悪くなっている、その状態が痛みをともなうのですね。

ですからこの塊が出てしまえば痛みはなくなります!

薬に頼らない!根本から生理痛を解消するには

ただこちらのお客様には気になることがもう一つ。

「生理が遅れた」、「ズキズキとした強い痛みではない」

「痛み」ではなくて、言葉では言い表せないような感じだったようなのです。

1週間ほどの遅れなので正常の範囲内ですが、もう一つの原因は血が不足気味だったのかもしれません。

血は量が少なくても流れが悪くなるのです。

以前から「いつも目が乾いていて目薬が欠かせない」、「肌が乾燥しやすい」とおっしゃっていたんですよね。

これは血が足りてないときに現れる症状の一つです。

トリートメントで血の流れがよくなったので、生理痛はこの場ではなくなりました。

あとは血を増やす食養生や生活スタイルで、次からは生理痛が起きなくなるでしょうね~。

このように原因は一つだけじゃなくて、組み合わさっていることのほうが多いです。

生理痛はないのが当たり前

月経は女性の体の生理機能なので、痛みがないのが当たり前です。

多少のもやもや感みたいなのがあっても正常ですが、痛みがあるのは痛みを出す何かしらの原因があります。

実は私も以前は生理痛があって、そのたびに薬をのんでいました。

今は中医学と薬膳のおかげですっかりなくなり、生理中も普段と変わらず、気が滅入ることもなく生活しています。

ちょっとしたことですけど生理痛や生理中の不快感がなくなっただけで、快適な生活を送れるようになったと実感しています。

痛みだったり、体のだるさだったり、冷え性や便秘などなど、、、

こういった症状には例えば血の流れが悪いとか不足しているとか原因があって、さらにその原因を引き起こした出来事があります。

これまでの暮らし方や環境においての結果が、今のからだに現れているのです。

逆に自分にとって心地よい生活・環境であれば体も健康なわけです。

もしなにか不快な症状があれば、それは自分(体)に合わないことをしているよ、というメッセージです。

ですので今までの自分を見直すきっかけになるといいなぁと思います。