スキンケアの第一優先は、成分?クチコミ?価格?
お客様や久しぶりに会う方には、今でも、「大変でしたよね~。大丈夫でしたか?」と、2月の大雪の話になります。
私は3日間、朝から晩まで雪かきして冷たい風や雪に当たったせいか、その後肌が荒れてしまいました。
頬全体が乾燥して細かく皮がむけ、つっぱり感があり、ピリピリとしたかゆいような痛いような…という感覚もあり、
ここまで肌が乾燥したのは初めてでした。
乾燥して皮がむけた場合のスキンケア
「肌が乾燥してる」と感じた時、まずは「たっぷり保湿しよう」と思いますよね。
化粧水やクリームをいつもより多めにつけたり、もっと強力に保湿できる美容液やパックを新たに加えたり。
私は美容液やパックは日常的に使っているので、まずは化粧水とクリームを保湿効果の高いものに切り替えました。

そしてこれ以外にもう一つ、新たに加えたケアがあります。
それは「肌の保護とバリア機能の強化」です。
スキンケアの的を外さないために肌を読み取る
乾燥した部分は皮がむけていて、しわっぽくもなっていました。
おまけにツッパリ感やピリピリとした感じと、少しの刺激感もありました。
この肌の状態を読み取ると、こういうことです。
皮がむけているのは、肌細胞を接着している「細胞間脂質」が少なくなっているから。
この「細胞間脂質」は、肌細胞をくっつけて外からの刺激を通さないようにする「バリア」の働きと、
肌の内側の水分蒸発を防いでうるおいを保つ「保湿」の働きがあります。
つまり皮がむけているということは、乾燥のほかに「バリア機能も低下している」ということがわかるのです。
だから刺激に対して過敏になり、ピリピリ感も出ます。
こういう場合は、水分や油分を与えるお手入れだけだと、なかなか回復できません。
穴の開いたバケツに水をためようとしているようなもので、つけたときはしっとりうるおった感じがしますが、それは一時的。
すぐにまた乾いてきて、つっぱり感などが出てきます。
的に当たってないから肌悩みが解消しない
皮がむけたところはお肌の水分が蒸発しやすいので、保湿を高めるのはもちろんなのですが、それだけだと不十分で健康なお肌への回復が遅いです。
というわけで私は、ダーマロジカの『バリアリペア』という保湿クリームを使いました。
名前の通り、肌バリアの回復に特化したスキンケア製品です。
「刺激から肌を守る」「敏感さを軽減する」「肌のバリア層を強化」という、細胞間脂質の働きを高めるお手入れができます。
私の場合、3日目くらいから徐々に皮むけが落ち着いてきて、
1週間ほどで、つっぱり感やしわっぽさはまだ感じつつも、皮むけやピリピリ感がなくなり、2週間経つころには完全に元に戻りました。
私は敏感肌でもなければ乾燥しやすい肌でもないので、バリアリペアを日常的に使ったことはありませんでした。
使用感を確認するために、何度か使ったことがあるくらい。
なので効果を実感したことは、それまではありませんでした。
スキンケアを今の肌の状態に合ったものに変え、その経過を見ていて、
今の肌状態を正確に読み取ることがとても大事だと実感しました。
正確に読み取れれば、的の真ん中を突けるし、そうすればこうやって肌はちゃんと健康になっていきますもんね。
化粧品を選ぶときには、成分や機能性なんかを重視しますけど、
スキンケアで一番大事なことは、「肌を読み取る」ということなんだなと強く実感、そして再確認しました。