シミができてしまったら、3つの美白ケアが効果的です
ボディコースを受けられた後の会話で、お客様がこんなことをボソッとおっしゃいました。
「ここ(頬)にシミができちゃって…。」
今までなかったところに、小さなシミができていました。
お客様には、まずシミができる仕組みをお伝えし、だから紫外線カットや美白効果のあるスキンケアをご紹介しました。
もうすでに紫外線は強くなっています。
外出する機会も増え、同時にシミが気になる季節ですね。
ですから今からシミを増やさない、濃くしない方法と、もしできちゃったらどうするの?ということを知っておくといいですよね。
まず、なぜシミができるか?を理解していないと対処のしようがありませんよね。
紫外線は肌の奥まで届き細胞を破壊し、皮膚がんの原因にもなります。
そんな有害な紫外線から肌を守ろうと、防御反応が働きます。
これが日焼けです。皮膚が黒くなって紫外線を奥に入れないようにするわけですね。
仕組みはこうです。
紫外線が当たる→防御するために肌細胞がメラニンを作れ!という情報を発信する→その情報を受け取りメラニンをつくるメラノサイトが活発になってメラニンをたくさんつくる
『メラニン』というのは、皮膚の色を濃くさせる色素です。
『メラノサイト』というのは表皮の一番下にある等間隔に存在する細胞で、メラニンを生成する細胞です。
一人ひとり肌の色、髪の色、目の色が違うのは、メラノサイトがつくるメラニンの量が決まっているからなのですね。
これは遺伝なので、いくら美白をしても地の肌以上に白くなることはありません。
大量の紫外線が当たると、その分メラニンを作らせるように情報が伝わるので、まずは紫外線をカットするのが重要だということが分かりますよね。
問題は、紫外線をカットしてるのにシミができてしまうということ。
これには原因がいくつかあります。
・ほかの肌細胞は通常通りなのに、ある細胞だけメラニンを作れ!という情報伝達物質が大量の紫外線が当たっている時と同じように放出され続けているので、その部分が濃くなりシミになる。
・ホルモンやストレスなどが直接メラノサイトを刺激して、大量のメラニンが生成される。
・肌のターンオーバーが乱れて、メラニンを含んだ角質が剥がれ落ちず肌に残っている。
とくに女性は黄体ホルモンの影響でシミができやすくなります。
私は今薬膳の食事で肌の調子が良いですが、その前は、生理前になるとシミが濃くなり、「あ~もうそろそろ来るな」とわかるほどでした。
妊娠やピルの服用でシミができてしまうのも、ホルモンの影響が大きいです。
ということで、売られている美白化粧品には、情報伝達物質をブロックする成分を入れたり、メラニンをつくるのに必要な酵素をブロックする成分を入れたり、角質を除去するものを入れたりしているのです。
シミができちゃった!という前に、本当なら予防の意味で美白のお手入れをしたほうがいいのですが。
もしシミができちゃった!となったときには、このようなしっかりとした美白ケアで効果が高くなります。
①紫外線カットで外側のケア
②メラニンを過剰に作らせない内側のケア
③ターンオーバーを正常にして、メラニンを過剰に持たない綺麗な細胞で肌を満たす
個人差はありますが、スキンケアだけでも早い方でだいたい2か月で美白の効果が。
エステと組み合わせると1か月半くらいで効果が実感できます。