目の下のたるみでわかるカラダからのメッセージ

「心と体はつながっている」というのはよく聞きますよね。

体が元気だと心も健やかになる。

逆にどこか体の調子が悪いと明るい気分ではいられなくなりますし、落ち込んでばかりいると健康を損なうこともありますね。

そしてそれが体の表面(見た目)にも現れます。

中医学ではそれを手掛かりにして、病気の原因を突き止める判断材料の一つに用いてます。

「目の下がたるんできた」とか、「最近とくに目の下のたるみが目立ってきた」というような見た目の変化があった場合、心と体にも何か変化があったということです。

それはどんな心と体の状態なのでしょうか?

心と体が送っているメッセージが分かりますよ。

「心」と「目の下のたるみ」の関係

目の下のたるみが目立つ場合、日頃「考えすぎ」ていませんでしょうか?

深く考えすぎて、堂々巡りになって泥沼にはまったり、

考えすぎたあまり、いろいろな問題を想定してしまいパニックになったり、

考えすぎてかえって混乱してしまったり。

この場合の「考えすぎ」は、考えすぎて身動きが取れなくなってしまうような、いつも何かに思い悩んでいるような状態です。

「目の下のたるみ」と「考えすぎる」というのは、実は関係があるのです。

五行学説で分かるハマりやすいパターン

「日頃考えすぎてしまう」という場合、私がすぐに思いつくのは、「土タイプ」です。

『土』というのは、中医学の基本の考え方の一つ、五行学説の中の一つです。

5つの異なる性質や作用を「木・火・土・金・水」で表しているのですね。

『土』の性質の一つに、「思」という感情があります。

これは「思慮」=深く考える性質があるという意味です。

土タイプの人は、誠実で真面目なあまり、考えすぎてしまうのです。

考えすぎて身動きが取れなくなるような心の状態でいると、その影響が体(内臓)に影響します。

影響を受けるのは「胃腸」です。

考えすぎが、胃腸の働きを悪くさせるのです。

胃腸は『土』に属している内臓なので、「思」と「胃腸」は影響し合うというつながりがあるのですね!

「体」と「目の下のたるみ」の関係

胃腸を元気に働かせるためのエネルギー(気)は、胃腸の経絡(脾経・胃経)を通して送られます。

でも、考えすぎてしまうと、経絡の流れが悪くなります。

その流れが悪い状態が体の表面に現れる=見た目に現れるのですね。

目の下のたるみは、その一つです。

胃の経絡は目の下を通っているので、考えすぎで胃腸の働きを悪くさせいる、という状態が胃の経絡上に現れているのですね。

思い悩んでいる時って、食が進まないですよね。

胃腸を代弁するなら、このように言っているんじゃないかと。

「考えすぎで胃腸がダウンしてるよ~。食べたものを消化できなくなってるよ~」

内臓は言葉を発しない分、体の表面を使って、その経絡上で表現するのですね。

ほかにも、太ももの前部分がせり出していたり、肌が黄ぐすみしていたら、ほぼ間違いないです。

「目の下のたるみ」が解消できたら、心も体も見た目も変わった

胃の経絡を整えると、目の下のたるみは解消されやすいです。

「思」と「胃腸」はお互いに影響し合う関係です。

胃の経絡が整うと胃腸が元気になりますから、思い悩んでいたこともあっさり解決するかもしれませんね。

土タイプは、思いやりにあふれた人です。

だからよく気が利くし、つねに周りのことを気に掛けるような、面倒見がいい人が多いです。

その反面、考えすぎて自分がつらくなってしまうことがあります。

経絡が整って目の下のたるみがなくなったら、その状態を維持するために、なるべく、心(頭の中も)を落ち着かせるといいです。

「考えすぎ」のパターンにハマらないように。

それと、自分を犠牲にしてまで人を気遣ったり、自分一人だけ頑張って疲れ切ってしまう傾向もあります。

ですから「たっぷりの癒し」はおすすめですよ~。

ゆうりらにいらしたら、周りの事や考え事はひとまず忘れて、自分を大切にする時間を心行くまで味わってくださいね。

よろしければ、前回の記事もご参考になさってくださいね»