まぶたの落ちくぼみの原因

いつもフェイシャルでいらしてくださるお客様に、「今日はどうしたいですか?」と、ご要望を伺ったところ、

「まぶたがくぼんじゃって」とおっしゃいました。

フェイシャル後に、落ちくぼんだまぶたがふっくらと回復して、「あ~よかった」と安心されてましたが。

これですね、ある原因があるんです。

みなさんにもこのようなご経験ないですか?

鏡を見たら、まぶたが落ちくぼんでかなり疲れた表情に。

そして化粧ノリもなんとなく悪い。

対処法としては、マッサージなどで血行を良くすると改善するとか、ヒアルロン酸などを注入するというプチ整形も、なんて言われてますが。

今日は私なりに、またまた中医学を用いて、まぶたの落ちくぼみの原因を解明したいと思います。

まぶたが痩せる原因は2つあります。
①潤い不足
②血の不足
 
1個1個の細胞が、潤いをたっぷり保持できていればふっくらとしてますが、うるおいが足りなくなれば、極端に言うと、ペッタンコになります。
 
それでまぶたの厚みやハリが失われてくぼんでいきます。
 
潤い不足ですから、当然お化粧ノリだって悪いわけです。
 
 
そして、そもそも潤いをキープしたりという細胞の活動には、栄養が必要です。
 
みなさんも、ちゃんとご飯を食べて栄養補給しているから、毎日元気に活動できるんですよね。
 
細胞にもたっぷり栄養が届かなければ、その活動も落ちてしまいます。
 
細胞にとっての栄養は、血です。
 
ですから、血が足りないと、それだけで肌細胞の活動が衰えて、潤い不足になるのです。
 
ここまでで、まぶたの落ちくぼみが潤いと血の不足からきているということが分かりましたね。
 
 
では、もっと深堀して、なぜ潤いと血が足りなくなるのでしょう?
 
ここが分かれば、まぶたを落ちくぼませないようにできるはずです。
 
潤いと血、これを中医学では「陰」というくくりで言ったりします。
 
陰が足りなくなる原因はいろいろありますが、多いのは寝不足です。
 
たくさんの方と接していて、本当に多いなぁと実感しています。
 
陰=血と潤いは夜(陰の時間)、寝ている時に回復します。
 
血だけでなく、身体は夜寝ている時に回復するんですよね。
 
「お肌のゴールデンタイムは夜10時~深夜2時まで」と聞いたことありますよね。
 
この時間に寝ていなければ、血や潤いもそうですが、元気もたっぷり回復しないんです。
 
ですから、睡眠時間が少ない、もしくは8時間寝ていても、寝るのは深夜1時過ぎというのが続くと、陰が足りなくなってまぶたが落ちくぼんできます。
 
ちなみに私は、雪かきや急ぎのお仕事で早めに寝て朝4時とかに起きることがときどきありますが、そんな朝はまぶたがくぼんでいます。
 
ゴールデンタイムは10時~2時までですけど、陰の時間は日が落ちてから昇るまでですから、それまではたっぷり睡眠をとりたいところですね。
 
まぶたが落ちくぼむと、表情が疲れて見えますが、実際身体も疲れているということで。
 
それが身体の表面に現れているのですね。
 
まぶたが落ちくぼむそもそもの原因は睡眠不足、または寝る時間が遅いからで。
 
だから、まぶたの落ちくぼみを解消するには、とにかく早く寝ること。あまり無理せず身体を休めて早く回復させること。というのが分かりましたね。
 
まぶたのくぼみが気になるとおっしゃっていたお客様も、お話を伺うとお仕事が忙しく、家に帰るのが9時、10時で、睡眠不足が続いていました。
 
 
それと、おまけですが。
 
仕事が忙しい、大変なお仕事というのも陰が足りなくなる原因です。
 
頭を使ったり体を使ったり。
 
これにはやっぱり栄養である血が必要なので、仕事が忙しすぎたり、考えることが多かったりすると、血もどんどん消耗されちゃうんですね。
 
こういう場合は夕方に、肌がくすんできたり、まぶたのくぼみもより一層深まります。
 
ちなみに最近は、寝る寸前までスマホやパソコンを見るなどの目の使い過ぎによって血が消耗してる人が多いなと感じています。
 
 
そしてさらにもう一つ、おまけの大サービス。
 
陰は年齢とともに減ってくるので、まぶたの落ちくぼみはやはり40代以降に多い症状です。