「頭痛」と「足のむくみ」は同じ原因でした

モンテセラピーボディを初めて受けられるお客様にご要望をお聞きしたところ、

「お腹とお尻と太もものたるみを取りたいのと、足のむくみも取れたらいい」

とお答えいただきました。

一番は体形の崩れを解消したい」

ついでに足のむくみも取れたら嬉しい!

というわけですね。

むくみの原因はどこにある?

「むくみを発生させる原因は必ずある」というのを、中医学を勉強して分かりました。

いろいろなお客様にお越しいただく中で、経験からも分かりました。

むくみの原因が分かれば、むくみにくい体にも戻れるのですね。

この方は「湿度が高くなると頭痛がする」とおっしゃってました。

こういう症状、お客様からわりと多くて、むくみやすい方に多いです。

これは、体の中にも湿気が多いということで、つまり余分な水分が多く溜まっている状態です。

余分な水分が体の外に排泄されずに体内にとどまっているので、むくむのですね。

さらにもう一歩、ではなぜ余分な水分が排泄されないの?

足に余分な水分が溜まっていると、足がむくみますよね。

体を動かしたり、リンパや血液の流れを促進するようなマッサージなどをすると、むくみは解消されやすいです。

ただ、その場でむくみが解消しても、また次の日には「足がパンパンにむくんでしまう」のです。

これをなんとかしたいですよね~。

本来体には、余分な水分は体の外に、尿に変えて排出するしくみがあります。

この水分代謝が正常に行われていればむくまないのですが、水分代謝を邪魔している、ある習慣がこの方にはありました。

水を毎日1.5ℓ飲んでいる

その習慣は、お水の摂取でした。

原因は水分の摂り過ぎだったのです。

ヒトの体はちょうど良い水分量を保つために、水分が足りなくなると喉の渇きを覚えて、「水分を摂らねば」と水を飲みます。

「喉が渇いていない」ということは、体内の水分は足りている状態なのですね。

水分が足りているのにさらにお水を飲んだら、その分は体には必要ないですから、せっせと外へ排出します。

この水分代謝が間に合っていればむくみは起きないのですが、排出が追いつかなければどんどん体の中に溜まってむくみとなります。

そう、水分代謝が追いついていないのですね。

飲水が多くて排出が追いつかず、体内に溢れてしまっている状態。

これがこの方の足のむくみの原因でした。

水分摂取を変えただけでむくみが解消

水分代謝に関わる内臓は、脾(胃腸)・肺・腎ですが、この方の場合は『脾』でした。

それは脾の経絡にもバッチリ現れていて、胃腸が弱い方に多い「下半身太り」な体形でした。

そして「湿度が高いと頭痛がする」というのは、『脾』の働きが弱いときに見られる症状です。

体に溜まったいらない水分が外の湿気で勢いを増して、気血の通りを邪魔して頭痛を引き起こすのですね。

ということで、このようなお体の状態をお伝えして、お水の摂取方法をかえていただきました。

1週間後、「足がパンパンにむくまなくなりました!」と、その即効性に驚かれてました。

この調子で、頭痛もだんだんとなくなっていけばいいな~と思っています。