エステサロン開業のきっかけは…創業の経緯
私、実はエステサロンで働いた経験がないのです。
会社勤めをしていましたが長続きせず、何度も転職しました。
最後の、30歳で転職活動したときは厳しかったです。
書類選考で何度も落ちて、やっと入社したものの、3年の期限付き契約社員でした。
おいしい食事でエステティシャンになろうと決意
「エステティシャンになろう」、「エステサロンをやりたい」と思ったのは、『おいしい食事』がきっかけです。
我が家の近くにフランス料理屋さんができていて、前からずっと気になっていました。
誕生日の前日だというのに仕事でミスをして、将来の不安も重なって、少し落ち込んでいました。
私の誕生日が春分の日に当たり会社は休み。
「自分を元気づけよう。自分への誕生日プレゼントだ」と思って、思い切って一人でランチをしに行きました。
フランス料理なんて、誰かとだって行ったこともないのに一人で行くなんて…と、とてもドキドキしました。
でも、そんな不安やドキドキはすぐに吹き飛びました。
フランスの家庭的な雰囲気という感じで、運ばれてくるお料理ひとつひとつに、
うわぁ~盛り付けがきれ~い。
はぁ~おいしそうな香り~。
あぁ~おいしい~~。
一瞬で幸せに包まれました。
ご夫婦二人でやってらっしゃるのですが、お料理を運んでくださる奥さんの優しい人柄にも触れて、感動しました。
幸せいっぱいでの帰り道に、
「何気ないいつもの日常でこんなに深い幸せを感じたこと」「こんなに身近に幸せはあるんだ」と気づいて、また感動しました。
そして、ふっと思ったんです。
私もこんな風に人を幸せな気分にしたい。
いつも身近に幸せはある、そう気づくきっかけを作れたらいいなあ。
と思ったのです。
他人から教わったのではなく、「自分で気づけた」ことの素晴らしさを感じました。
私には何ができるだろう…。
私が好きなことってなんだろう…。
と考えていたら、「エステだ」と、直感的に思ったのです。
その瞬間、体中の細胞が粟立つような感覚があって、「これだ!このために私は生まれてきたんだ!」とさえ思いました。
それは自分で見つける
私、美容に関することが好きで、美容部員をしていたこともありました。
4年ほどで辞めましたが、美容への興味はずっと持ち続けていました。
だから「エステ」って思いついたのは、私にとっては自然なことだったのかもしれません。
実は、一番のコンプレックスは「肌」だったのです。
小さいころソバカスをからかわれて、肌へのコンプレックスが強く根付きました。
ニキビ&オイリー肌で、なんとか肌をきれいにしたいと美容に興味を持ち、
20代後半のときには、顔中ニキビだらけになり、
仕事にも職場にも馴染めず、転職を繰り返し、
つらいと感じることのほうが多かったけど、今はそれがすべて糧になっているなぁと、しみじみ思います。
自分の幸せ、本当の自分に気づくきっかけが、ル・ミディさんでのランチでした。
それから私の人生がガラッと変わりました。
ふとしたきっかけで、しかも何の関連もないのに、自分のやりたいことや自分の幸せに気づくことができました。
この「自分にとって何か大切なことに気づくきっかけ」も提供したいと思っています。