【水を飲んでも肌が潤わない理由】中医学で考える肌の潤い補給
肌の乾燥が気になる季節になると、「もっと水を飲まなきゃ」と思う方が増えます。

実際にサロンでも、
「肌が乾燥してしわっぽい」
「かさついてる」
「時間が経つとつっぱり感が出る」――
「だから水をよく飲むようにしている」
というお話をよく伺います。
でも実は、水をたくさん飲んでも、肌の潤いは思っているほど増えません。
むしろ、体(特に胃腸)には知らないうちに負担となっている場合があります。
それが積み重なると、肌の回復する力そのものが落ちてしまう。
「ちゃんとケアしているのに…」と感じる方ほど、ここに当てはまることが多いです。
水をたくさん飲んでも肌に届かない理由
肌は、「飲んだ水」すべてが、そのまま届いて潤うわけではありません。
胃腸が処理できない量の水は、体を冷やし、尿として排出されるだけ。
そこへ断続的に水が入ってきたら、どうなるでしょう?
処理が追い付かず体内にたまってしまう――
これが「むくみ」として現れます。
入ってきた水を次から次へと処理しなければいけない胃腸は、だんだんと疲れてきます。
すると、消化吸収が悪くなります。
この状態で肌や体のことを考えた食事を心がけていても、結果として、肌を育てる栄養が十分に届きにくくなってしまいます。
乾燥肌の根本原因は「脾(胃腸)」の疲れにある
胃腸は、食べたり飲んだりしたものを消化吸収して、元気の源を作る大事な内臓。
それと同時に、使い切れなかった分は排出へと「分別」もしています。
肌の乾燥が良くならず、むしろむくみが出ていたら、それは胃腸の処理力を超えた量になっている可能性が高いです。
同時に、このような不調も重なっていませんか?
- 肌のくすみ
- 便秘や下痢(両方を繰り返すことも)
- 生理痛やPMSがつらい
これらの症状は、中医学で言う脾(胃腸)の働きが低下しているサイン。
胃腸が老廃物(余分な水分)を処理できなかった結果として、このような症状が見られます。
つらいからこそ食事に気を付けたり、サプリメントを摂取したりと、いろいろな美容健康法を試したくなりますが、一生懸命ケアされている方ほど、ここで行き詰まりやすいのも事実です。
もしそうなら、次の段階へ切り替えるいいタイミング。
まずは「胃腸を元気にする」ケアから始めてみてください。
肌の潤いは「飲み水」ではなく「食事」で育てる
肌に必要な潤いは、水だけでは賄えません。
- 潤いを抱え込む力(保水力)
- バリア機能(細胞間脂質)
- ターンオーバーの安定(新陳代謝)
- 正常な皮脂分泌
これらの肌を健康に保つ働きを支えているのも、胃腸が元気かどうかで決まります。
つまり、「肌の乾燥=水を飲む量を増やす」ではなく、「潤いを作り、増やせる体に整える」ことが遠回りのようで一番の近道なのです。
白湯にしても同じで、飲んだ時に胃腸を冷やすことはないですが、適量を超えると胃腸を疲れさせるのは同じ。
さらに、体の中に入った水分は時間とともに冷えるので、結局は体を冷やします。
だから温かい飲み物でも今の時季にたくさん飲むことは、肌や体のケアとしてはおすすめできません。
寒い外から帰ってきた、ほっと一息つきたいなど、一時的に温まりたい、リラックスしたい、そういう時にこそ温かい飲み物はとてもいい体の助けになります。

本質から肌質改善したい方へ
ここまで読んで、水の飲み方や体に現れている症状に思い当たることがあった方は、今の体の状態を一度、整理するタイミングかもしれません。
肌が乾燥することも、水を飲んでも肌が潤わないのも、今の健康状態の指標の一つ。
あなたのケアが足りないわけでも、努力が足りないわけでもありません。
なぜ今その不調が出ているのか。
そこを見ていくことで、スキンケアに行き詰まる理由や、肌トラブルを繰り返してきた背景が見えてきます。
サロンでは、流行や一般論ではなく、中医学の観点から体の状態を明らかにし、肌(体)に合わないことを一つずつ外していきます。
流行りのケアでは変わらなかった方、体から整える必要があると感じた方は、メニューの詳細をご覧ください。



