「たるみ毛穴」は根本解決できる
フェイシャルでは、一年中を通して「毛穴」のお悩みが多いです。
実際のトリートメントでは、
- 「引き締め」や「ハリ」に働きかける高濃度セラムやマスク(パック)
- 表情筋に働きかけてリフトアップを促すタッチテラピー(フェイシャルマッサージ)
- 美容機器で真皮や表情筋に働きかける
などで肌を引き締め、毛穴を目立たなくさせます。
トリートメントは速効性があるから、その場ですぐに実感できるのが魅力。
だからこそ、「自分の肌ってここまで行けるんだ」と気づくことができるのが、エステの素晴らしいところだとも思います。
さて、前回のブログで、秋の体形の変化について書きました。
このブログで説明した『肺』は、実は「毛穴」とも関係しています。
毛穴の開き方のタイプはどちらですか?
20代までの「毛穴の開き」の原因の多くは、過剰な皮脂や古い角質を含んだ汚れで、「円形」に開きます。
30代以降だと、その毛穴の開きが「楕円形」になります。
毛穴の形が変わるのは、その原因が違うからです。
楕円形に開いた毛穴の原因は、「たるみ」です。
たるみは下垂した状態ですから、皮膚が下へ引っ張られる感じで、毛穴もいっしょに伸びたように広がってしまうのですね。
この「たるみ毛穴」が、前回のブログでも書いた『肺』や、今の季節である『秋』と関係があります。
「たるみ毛穴」だったなら
たるみは、その場にとどまっておくエネルギーやパワーが足りなくて、重力のままに下がってしまった状態です。
この「エネルギー」や「パワー」のことを、中医学では「気」と言います。
つまり、「気の不足」から「たるみ」が生じます。
そして、毛穴をキュッと引き締めておくのもパワーが要ります。
元気がないと、体全体も気持ちもだらっとしてしまいますが、一部一部細かい部分でもそれは同じ。
肌も毛穴も元気がなくなり、毛穴を引き締められなくなって、だらっと開いてしまうのです。
つまり、「たるみ」と「たるみ毛穴」は、元気不足の現れのなのですね。
このように体の内側の状態(健康状態)は、「見た目(体の外側)」に現れます。
自分の見た目に対して思うところがあると思いますが、それは自分の体の健康状態と切っても切り離せない話なのです。
というわけで、「毛穴の開き」は、肌だけの問題ではないのです。
「たるみ毛穴」と体の内側の関係
たるみ毛穴は、気の不足で起こりますが、この「気」を生成したり、全身に届けるのが『肺』です。
肺の特徴(働き)は色々ありますが、その中の一つに「皮膚を正常に保つ」というのがあります。
中でも毛穴や汗腺の調節をしているのですが、皮膚の気の出入り口の開閉をして、気を体表にめぐらせて外邪からの侵入を防いでいるのが『肺』です。
そして肺は、乾燥に弱いという弱点があります。
だから空気が乾燥する秋は、肺の機能が低下しやすく、気を十分に保てない。
それによって、肺の一つの機能である皮膚に関連するトラブルが出やすくなります。
他にも肺は呼吸器系や水分代謝にも関わっていますので、のどや鼻の異常、それからむくみが出やすいのと、
情志(感情)は「悲(哀)」なので、精神的に落ち込みやすい状態になります。
なので、秋は『肺』の養生をする季節とされています。
つまり、たるみ毛穴は、「肌本来の力が弱まっている」ということです。
たるみ毛穴ケアで体も元気になる
「たるみ毛穴」は気の不足だと考えると、肌の老化のせいだけでもない、というのがわかりますよね。
フェイシャルで、直接的に毛穴に働きかけるのはとても有効です。
とくにダーマロジカは、結果を出すことにコミットしています。
さらに体の内側のお手入れで肌にもパワーが戻りますから、毛穴だけでなく肌のハリを取り戻せるし、維持できるのです。
ただ、季節に関係なく、慢性的にたるみ毛穴になっている場合もありますよね。
慢性的になると、それが当たり前のように思ってしまいますが、そうではなくて、慢性的に気が不足していて毛穴を引き締められない状態なだけです。
疲れ、慢性的にたまっていませんか?
- 疲れやすい
- 息切れしやすい
- だるい
- 代謝が落ちたと感じる
- むくみやすい
「老化」と考えやすいこれらはすべて、たるみ毛穴と同じ原因です。
毛穴って、根本解決できないと思いがちですが、そうではないのです。
自力で引き締めるパワー(気)が足りないだけ。
その「気の不足」の根本原因は人それぞれですが、なんと、秋の養生で肌に本来のパワーが戻り、ハリを出すことにもながる。
もちろん体も元気になる!
それは当然体の外側(見た目)にも現れる。
これって最高じゃないですか。