水を飲んでも太るんですという方のダイエット法
先日お客様がこんなことをおっしゃいました。
水を飲んでも太るんですよね…。
病院に勤めているこちらのお客様は、ドクターからも「そんなわけない!」と一蹴されたんだそうです。
確かに水ってカロリーがないから、本当は太るはずないですよね?
ドクターがおっしゃるのはごもっとも。
ただこれは考え方の違いなんですよね。
水を飲んでも太るそのしくみというのは、中医学が得意とするところです!
そもそも水で太るというのは=「脂肪がつく」ではないんですね。
でも太ったと感じるのは、飲んだ水が体の外に出せずにそのまま残っているからです。
ではなぜ飲んだ水が体の中に溜まってしまうのでしょうか?
本当だったら尿として外に出るはずですよね。
外に出るはずの余分な水分が外に出ないで溜まっていく。
これが水を飲んでも太るという症状です。
この水の処理をしているのは胃腸です。
胃腸は食べ物や飲み物が最初に入ってくるところです。
ここで必要な水分は吸収、余った水分は排出へと分かれます。
もともと胃腸が弱い人、それから食べ過ぎや過労で一時的に胃腸が弱っている場合は、この分別ができなくなります。
つまり、余分な水分を排出へと回せず体に溜まってしまうのです。
これがいわゆる老廃物。
ですから水を飲んでも太るという方は、老廃物で太ってしまっているのですね。
さらに深堀すると、老廃物は代謝などのカラダの働きを邪魔します。
ですから代謝も落ちて太りやすいし、痩せにくいのです。
これは中医学でいうと、脾(胃腸)の働きが弱っている、脾気虚のタイプです。
脾が弱いので、
・空腹感がない
・少食なのに太ってしまう
・体が重だるい
といった胃腸の調子の悪さも症状として現れます。
ということは、カロリー制限や運動などで脂肪を減らすというダイエット法は向かないということですね。
水を飲んでも太るという方は、まずはデトックスしながら胃腸を丈夫にすることがダイエットの近道で、健康なカラダをつくることにも繋がります。
胃腸を丈夫にするにはまず胃腸に負担をかけない。
油っこいものや甘いものは控えて、消化のいいものを食べるようにします。
水太りする方がダイエットするときにまずやっていただきたいこと。
それは、デトックスと胃腸を丈夫にすることです。
サロンでもこのようにお一人お一人の体質をみて、効果が出やすいようにサポートしております。