甘いものが好きだから運動で帳消しにできるかな?

甘いものが好きなんですよ~。だから毎日ジムで運動してます。

テレビを観ていたら、ある芸能人がこのようにおっしゃってました。

私、これを聞いてちょっと違和感があったんですね。

甘いものを習慣のように食べる=太りやすい。だから運動する。

これ、ごもっともです。

でも、それだけでいいんですか?と思ったんですよ。

甘いものを食べたら太るだけではない。

私は自分のカラダで痛感しました。

実は今年、新年を迎えてから甘いものをたくさん摂ってしまってました。

いつもは鏡開きのおしるこで終わるのに、そのあとも姉家族が来るからと滅多に食べないケーキを買い、

映画を観に行ってはキャラメルポップコーンを頬張り、

家では黒糖の飴をボリボリかじり、

2月は節分だからと、うぐいす豆をボリボリ食べてました。

うぐいす豆って、ピーナッツを砂糖で包んだようなものなんですね。食品成分表示を見て気付きました…。

するとどうなったと思いますか?

便秘です。

デトックスしようと葉物野菜を積極的に摂っても、なかなか出てきません。

顔にも、吹き出物がポチッとできてしまいました。

さらに、胃が痛むときがある。

私はスポーツクラブにも通っています。

体型が大きく崩れることもなく、体重が増えることもありませんでした。

でも、便が出ないのも、吹き出物が出てしまったのも、甘いものの摂り過ぎが原因です。

甘いものの摂り過ぎは、胃腸に負担をかけるのです。

胃腸の働きは、飲食物を消化して栄養になるものは吸収する、余ったいらないものは排泄の方に送ります。

甘いものの摂り過ぎで胃腸に負担がかかると、これがうまく行かなくなるんですね。

うまく行かなくなるとどうなるかというと、いらないもの、つまり老廃物が体に溜まっていくのです。

それが便秘症状だったり、何とか老廃物を出そうとして皮膚から吹き出物やニキビとして出てしまったり、なのです。

もっというと、老廃物が溜まってくると運動しても痩せにくくなります。

だから、「甘いものが好きなんですよ~。だから毎日ジムで運動してます。」という言葉には違和感を感じてしまい、

太らないのも大事かもしれないけど、美しさと健康を保つために、カラダの内側のことも私にはとても大事だわ。

と思ったのです。

「甘いものの摂り過ぎは胃腸に負担をかける」というのは、実は中医学で分かっていることです。

脾の五味は『甘』

中医学でいう脾というのは胃腸のことで、本来甘味は胃腸を整えたり、痛みを和らげたり、疲労回復効果もあるのですが、「摂り過ぎはかえって脾を損なう」という2つの意味があるのです。

甘いものすべてがダメというわけではなくて、必要以上に取り過ぎたり、または一切摂らないというのが、カラダのバランスを崩してしまうのですね。

「症状」というのは、体の内側で起こっていることが現れている状態です。

ですから外側のケアも大事ですが、体の内側のお手入れも同時にすることで、改善効果はぐんと早まり、改善しやすくもなります。