「お痩せになっているから…」医師の一言に唖然。私が知らなかった骨密度とダイエットの意外な関係

先日、脚を傷めて歩けなくなってしまい、整形外科を受診しました。

診察前の問診票の記入で、こんな文言がありました。

「50歳以上の女性の方に骨密度検査をおすすめしています。受ける/受けない」

50歳になってから一度も検査をしていなかったこともあり、軽い気持ちで「受ける」に〇をつけ、骨密度を測ってもらいました。

この時の心境としては、

「今の骨の状態を知っておこう」
「定期的に運動してるから、大丈夫だろう」
「いや…、もしかしたら骨年齢は若かったりして」

そんな風に、自分の体にはかなりの自信があったのです。

ところが、診察室で医師から告げられたのは、「骨密度がギリギリの数値です」という思いがけない言葉でした。

子供のころからの牛乳嫌いがここにきて災いしたか…と頭をよぎり、ショックを受けながらも、すぐに骨密度低下の原因を調べました。

それから家に帰ってまずしたことは、骨のサプリメントを調べる、そしてポチッと購入。

お味噌汁の出汁に使っている煮干しを捨てずに食べる。

苦手な乳製品を毎日摂ろうかと一瞬考えましたが、絶対に続かないとすぐに却下したおかげで、煮干しとサプリは毎日無理なく続けられています。

まさかの数値に愕然!健康的な生活をしているのに……なぜ?

体にはそれなりに自信があったので、骨密度の数値を聞かされた時は本当に驚きました。

と同時に「なんでだ!」と考えを巡らせていた時に、先生が優しくこうおっしゃったのです。

「お痩せになっているから…体質でしょうね」

はて……痩せているとなぜ骨密度が低くなってしまうのでしょう?

私の場合は、食事の量は腹八分目を心がけているものの、一日三食ちゃんと食べています。

実はもともと大食いなので、私の腹八分目はおそらく女性の平均的な量より多いと思います。

そのうえジムに通い、歩いたり走ったり、飛び跳ねたりする運動を週に3日ほど習慣にしていますから、骨を丈夫にする刺激は十分に足りているはずでした。

そこで病院の待ち時間を利用して、すかさずスマホで調べてみたところ、私が見落としていた意外な事実が分かったのです。

私が見落としていた「痩せているリスク」

ご存じのように、女性は40代以降から、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下します。

エストロゲンには、骨を作る細胞と壊す細胞の働きのバランスを調節する、という働きがあります。

そのため、このホルモンが減る更年期以降は、ただでさえ骨密度が低下しやすく、骨がもろくなるリスクが高まってしまいます。

食事、運動、女性ホルモンの影響。

そして、私が知らなかったもう一つの大きな要因。

それは、「体重が軽いと、運動をしても骨に適度な負荷(体重による重みの刺激)がかかりにくいため、骨が弱くなりやすい」というメカニズムでした。

この情報を知って、先生がおっしゃっていた「お痩せになっているから…」の意味が腑に落ちました。

体重計の数字を減らすだけでは、曲線美なボディラインは作れない

ぽっこり出たお腹や、下着のまわりからはみ出るお肉を鏡で見るたびに、「あぁ、太ってしまった」と、思わずため息をついてしまいますよね。

そこから「痩せたい」という気持ちが湧いてくるのは、女性としてごく自然なことです。

そして、そう思ったときに、どうしたって「体重を減らすこと」しか思いつかないのも無理はありません。

ですが、実際にそのような体形でも、サロンにお越しくださるお客様のほとんどは、国際的な体格指数である「BMI」の標準値(18.5以上25未満)におさまっています。

減量が必要ではないのに、体重を落とそうとして食事の量を減らしてしまうと、さらに骨密度を低下させることにつながります。

同時に、体重が軽くなることで、丈夫な骨が保てなくなってしまいます。

このことを私は今になって知りましたが、それでもモンテセラピスト(骨格や筋肉の歪みを整える技術者)として、10年以上前から、肥満値でもないのに体重を減らすダイエットは決しておすすめしてきませんでした。

なぜなら、ただ体重を落とすだけでは、私たちが望んでいるしなやかなボディラインにはつながらないからです。

今回、足のケガでかなり痛い思い(注射も痛かった!)をしましたが、自分の体を通して改めて、今までの活動は正しかったと確認できてよかったなと思いました。

「太って見える」の正体は「ズレ」でした

BMIの数値が標準値の範囲内であれば、それは落とすべき脂肪ではなく、体のために必要な適度な脂肪です。

では、なぜ太って見えるのでしょう?

その正体は、脂肪が多過ぎるのではなく、姿勢の悪さや体の歪みによって生じる「たるみ」によるもの。

「たるみ」は、ご存じのように下に垂れた状態です。

ボディラインは筋肉によって維持されますが、体が歪んだり姿勢が悪かったりすると一方の筋肉がゆるんでしまい、重力に負けてお肉が本来あるべき正しい位置から下へと垂れてしまっている状態です。

たとえば、猫背になるとバストが下がり、垂れたお肉がお腹まわりにたまってしまい、「太った」と感じてしまいます。

逆にもう一方の筋肉には負荷がかかるので、肩や背中に強いコリを感じている方が多いです。

それを証拠に、筋肉のコリをほぐし、骨格や筋肉の歪みを整えると、筋肉と共に脂肪も正しい位置へ戻り、全体のシルエットは驚くほどすっきりと引き締まります。

これが、減量をしなくても実体重以上に痩せて見える、ボディメイクです。

もし、あなたが決して肥満体型ではないのに「太った」と感じているのなら、それは体重のせいではなく、本来のボディラインからずれているだけなのかもしれません。

そうだとしたら、つらい食事の我慢も、リバウンドに怯えることも、本当は必要ないのです。

元々は美しいボディラインなのですから、身を削るような減量なんかしなくても、本来の体に戻すだけでいいんです。

さて、話は変わりますが、ここで究極の選択です。

あなたは、どちらがいいと思いますか?

  1. たるみお肉はそのままで見た目が全く変わらない体形だけど、体重は5㎏落ちた
  2. 体重は変わらないけれど、見た目が5㎏減ったように見える引き締まった体形

もしあなたが、「2番がいい!」と思われたなら、ダイエットは必要ありません。

体の歪みを整えてたるみが解消していけば、今の体重のままで驚くほど体形が変わります。