「太った」と惑わされやすい体形の変化
夏に、二の腕に関してこのようなブログを書きました。
夏は見た目では、ムチムチ、パーンと張ったような体形や顔立ちになりやすいです。
中身が詰まったような感じですが、適度な量を超えて過剰にあるから、ムチムチしたり、パーンと張ったような感じになります。
これを中医学用語では「実(じつ)」と言います。
それが秋になると一転して逆になります。
中身が少なくなって、空気の抜けた風船のようにしぼんだ感じ。
これが見た目では、「たるみ」や「しわ」として体形や顔に現れます。
「太る」と「たるみ」は違う
秋は『肺』が影響を受けるのですが、肺は「気を主る」ので、「気」の不調が出やすくなります。
具体的には、「呼吸」によって「気」を生成するのと、「気」を全身に届けることの二つです。
なので、中身が少なくなってしまうものは、脂肪や筋肉など目に見える物質的なものではなく、目には見えない空気のような「気」です。
ですから、頬がこけたり痩せたりするのではなく、ハリや弾力を失い、脂肪などが下垂したことによる「たるみ」や「しわ」です。
肺の経絡も心経と同じように二の腕を通っているので、とくに二の腕に現れます。
夏はムチムチと太さが際立ってきますが、秋はたるんたるんになり、「ハリのなさ」や「たるみ」が際立ちます。
他にも、下垂した脂肪は、上半身なら腰まわりにたまるので、脂肪がついたように見えます。
下半身ですと、太ももの内側の引き締まりが無くなって太もも全体が太く寸胴な形に、そして膝の上に脂肪が乗っかったようになります。
だから、体重は増えていなくても、見た目では「太った」と見えてしまいます。
もしこれに体重が増えた(脂肪増)ならば、倍増して太って見える、ということです。
原因が「たるみ」なら、体重を減らすのは的外れ
秋は、乾燥した空気などの影響で『肺』の機能が低下することで、「気」の生成不足を招き、それによって「たるみ」が生じます。
なぜなら、「引き締めておく」「形をとどめておく」「重力に負けずにその位置にとどまる」というのは、エネルギーやパワーがいります。
つまり、体形や表情の若さを維持するのも、エネルギーやパワーが必要で、そのエネルギーやパワーというのは、中医学で言う「気」のことなのです。
体形や顔に現れる「たるみ」は、体内で起きている気の不足=「エネルギー不足」というのを表しているのですね。
ですから、疲れやすかったり、ため息が多かったり。
もっと進行すると、階段を数段上がっただけで息切れしたり、ふらついたりします。
もし、「二の腕を細くしたい」と思ったら、二の腕の状態をよく見てみてください。
- 脂肪が付きすぎて、全体的に太く丸くムチムチしているのか
- 脂肪がたるんで重力のまま伸びたようになっているから太くなっているのか
お腹や顔など全身そうなのすが、「太ったから痩せたい」と思ったなら、どのように太くなっているのかを見てみて下さい。
「たるみ」が目に付くようでしたら、体重を減らそうとしてもうまく行きません。
太った原因は体重ではなく「たるみ」で、気の不足だから。
気(エネルギー)がないと体は動かないですし、体を構成する細胞一つ一つにも気が十分にないと活動できず、代謝も低下します。
だから実際には太りやすくもなるのですが。
モンテセラピーは、経絡を流れる「気」の通りを促すので、体重は落ちません。
でも、経絡を整える(体のゆがみを整える)と、たるんだところが引き締まりますので、痩せたような体形になります。
速効性があり、1回でもわかるため、初回体験コースを用意しております。