お腹が張って風船のように膨らんでる人のお腹痩せ
「正面や後ろから見たら目立たないんだけど、横から見たらお腹が出てる」
そんなふうにおっしゃったお客様がいらっしゃいました。
この方の場合、お腹全体がぷーっと膨れた感じ。
なので、下腹部ぽっこりではないんですよね。
むしろ下腹部は出ていなくて、お腹に隠れている感じ。
このぷーっと膨れた感じ、なんでこうなるかお分かりですか?
中身は『気』だった
これ、中医学でいう「気滞」です。
お腹を触ると柔らかくなくて、パーンと張り感があるのが特徴です。
パンパンに膨らんだ風船のようなイメージですね。
「気」って、空気みたいに目に見えないのですが、それが滞って、その滞った場所が風船のように膨らんでしまうのですね。
それで張り感も出てきます。
これ、頭にあると頭痛の原因にもなるんですよ。
実際にこの方も、ズキズキする頭痛の症状がありました。
側頭部やこめかみに起きやすいです。
「気の巡り」ってよく聞きますよね
ですからこのタイプのお腹痩せには、「気の巡り」を良くすることが一番いいです。
え?って感じですよね。
運動は気の巡りを良くするのでおすすめです。
お散歩やストレッチ程度の軽い運動がいいです。
あと、深呼吸もおすすめです。
まず一旦吐いてから、ゆっくり鼻からのど、肺に空気が入っていくのを感じながら吸って吐いて…という具合に。
食事は、実は食事の内容によっては気の流れを邪魔することがあるので、そういう場合は食事内容を見直したほうがいいです。
気の巡りを良くすると、お腹の張りがなくなるだけでなく、偏頭痛も無くなります。
実際に、「偏頭痛が無くなりました」と喜んでいました。
「気が滞らないようにする」方がもっと大事
気が滞る一番多い原因は、ストレスです。
気が滞って、例えば偏頭痛が出てきたり、肩に張り感(肩こり)が出てきたりしたら、軽い運動やリラックスする時間を取って気の流れをよくするといいのですが、
そもそも気滞にならないようにするのが一番ですよね。
何にストレスを感じるか?
それは人それぞれです。
こういう自分のパターンを知る=自分を知る、という時間をとるのもおすすめです。
たとえば10分でもいいから、好きなお茶を楽しんでリラックスしながら、「何が嫌で、何が好きなんだろう?」って。
そうすると、自然とストレスの対処法が分かってくるし、気持ちも和らいできます。
中医学はこうやって考えるのです。
だから根本から改善できるし、心と体が健やかになるのですね。