食事を減らしてもお腹の脂肪はなくならないのはなぜ?

今通われているお客様がポロッとこんなことをおっしゃいました。

「前にご飯を減らしてダイエットした時、体重は減ったけどお腹だけはそのままだったんですよね…。」

「痩せたって思える基準はやっぱりお腹なんですよ~」

だからどうしてもこのお腹をなんとかしたい!と思って来店されたのだそうです。

食事を減らして50㎏を切る体重になったのに、それでもなくならなかったお腹の脂肪。

逆にお腹の脂肪が目立たなくなっただけで、体重は変わらないのに周りから「痩せた?」と言われたお客様もいました。

お腹はその方の体型を決定づけてしまうものなんだな~と、お客様と会話をしていて思いました。

ではなぜ体重は減ったのに、お腹の脂肪は減らなかったのでしょう?

おそらく、「太った」と自覚されたのは、お腹の脂肪が気になりだしたからだと思います。

後からついた脂肪なのに、ダイエットをしてもなぜお腹の脂肪から減らないのか不思議ですね。

ダイエットをしても減らないお腹の脂肪、それはたるみによってお腹に集まってしまった脂肪ではないかと思うのです。

脂肪は必ずあるものです。

風船に水を入れると水は下にたまります。

重力があるから当然ですね。

脂肪も同じ。脂肪の量は減ったとしても、重力には逆らえませんから下にさがってしまいます。

それを下がらないように支えているのが筋肉です。

だから体重は落ちたとしても、筋肉がなければ上半身の脂肪は下がってお腹にたまってしまうことになるのですね。

ということは、やはり運動も大事。同時に筋力をつければ、体は引き締まるのです。

筋力をつけると言っても、ムキムキに鍛える必要はありません。

普段の生活の中でも体は動かしますよね。

掃除したり、階段を上ったり、立ったり座ったり。

それでも筋力をつけることはできるのです。

あまり動きません…。という方も、例えば座るときに背筋を伸ばしたり、立つときに姿勢を気をつけるだけでもいいんです。

ダイエットは、実はそんなにがんばらなくても成功しますから、あまり無理はなさらないでくださいね。