リフトアップしても消えないほうれい線（しわ）はどうすればいいでしょう？

札幌市清田区から、モンテセラピーフェイシャルを受けに40代のお客様がご来店くださいました。

予約フォームのメッセージ欄には、「目の下のたるみ、エラが張っていること、しわが気になる」と記載してくださり、

『モンテセラピー』というエステについては聞いたことがなかったそうですが、前にも「小顔矯正のようなフェイシャルを受けたことがある」とおっしゃっていました。

で、お客様と肌悩みについて話していて、今更ながら「しわのケアは一つではない」ことに気づきました。

ほうれい線のしわは、どんなしわですか？

お客様の一番のお悩みは「ほうれい線」でした。

拝見すると、鼻の脇からあごにかけて、くっきりとした線が溝のように入っていました。

お客様にお断りしてちょっとお肌を引き上げてみたのですが、しわはくっきりと残ったまま。

これはモンテセラピーじゃないほうがいいかも…と、そのとき思いました。

このタイプのほうれい線（しわ）は、肌の真皮層まで入り込んだ、皮膚に刻まれたようなしわ。

このしわの部分は、角質層が厚くなるのでその分深くなり、溝（しわ）が目立ちやすいです。

きっとお客様も、鏡を見ると一番にそこに目が行ってしまって、それで悩まれていたのではないでしょうか。

目尻によく出る「カラスの足跡のようなしわ」や、「表情じわ」なんかも同じタイプです。

「しわ」というと、まずこういう線が入ったのをイメージしますよね。

笑ったり怒ったりするとその表情でしわができますが、その状態が長く続いたり、慢性的に繰り返されると線がついてしまいます。

ですから視力が悪い人だと、眉間を寄せるのが癖になって縦じわが残りやすいですよね。

ちなみに私はニキビが酷かった時期があり、クレーターのように陥没したニキビ跡がいくつかあります。

それでも前よりは目立たなくなったのですが、この陥没したニキビ跡もさっきのしわと似ていて。

ニキビの炎症によるダメージが真皮層まで到達してしまって、くぼんでしまったのです。

そしてもう一つ、別のタイプのしわがあります。

引き上げると薄くなるほうれい線

もう一つのしわは「たるみによるしわ（ほうれい線）」です。

例えば、指で皮膚を挟むように寄せると、ドレープカーテンのように「ひだ」がいくつもできますよね。

顔（体も）は、重力の影響を受けて下へ下がります。

それによって顔は、下向きにドレープが生じやすくなります。

これが「たるみ」で、ドレープの凹みの部分は「しわ」になるわけです。

たるみの部分は重さがありますから、下のほうへ鼻をよけてたまります。

ですから特徴として、頬や口元やあごの辺りがもたついた感じになります。

この場合、髪の毛を結ぶように引っ張ってみると、たるんだ部分が引き伸ばされるので、ほうれい線は目立たなくなりますね。

つまりこれが「リフトアップ」です。

この違いを見てほしくて、お客様のお肌を少し引っ張って確認していただいたのです。

ただ、この状態が長く続くと凹みの部分が刻み込まれて、最初に出てきたくっきりとした線の入ったしわになります。

清田区からいらしたお客様の場合はどうかといいますと、確かに目元は下垂によって目の下が膨らみ、たるみじわが見受けられました。

40代ですから多少の下垂はありますが、もたつくほどのふくらみは頬や口元にはなく、逆に顔の骨格がしっかりわかるようなお顔でした。

だから「エラの張り」も気になるのでしょう。

肌のどこに働きかけるのか？がポイント

真皮層まで入り込んだしわは、皮膚を引っ張ってもしわ（線）がくっきりと残ります。

例えば、てのひらや指の関節には元からしわが入っていますよね。

これも真皮層まで達しているしわなのですが、そういうしわは、皮膚を引っ張っても消えないのです。

モンテセラピーはリフトアップに優れたフェイシャルですから、「引き上げると目立たなくなるほうれい線（たるみによるほうれい線）」におすすめです。

ですが、真皮層まで入り込んだしわの場合は、ゆうりらのメニューなら「肌質改善フェイシャル」の方がいいです。

別の言い方をすると、

皮膚（表皮・真皮・皮下組織）の下の筋肉に働きかけ、引き上げる小顔矯正のようなトリートメントよりも、表皮や真皮に働きかけるスキンケアトリートメントをした方がいい、ということです。

ゆうりらの肌質改善フェイシャルは、ピーリング（角質除去）や美容機器を用いる（コースによりますが）など、直接的に表皮や真皮に働きかけることができます。

なぜ肌質改善フェイシャルがいいのかと言うと、このタイプのしわは、ピーリングすると見た目効果が実感しやすいからです。

しわの部分は角質層が厚くなっていることもあって溝が深いですから、表面の不要な角質を除去することで『Ｖ』の溝が浅くなり、しわの外観が変わりやすいのです。

また、角質を除去することで肌再生が促進され、ターンオーバーが整います。

ターンオーバーが整うと、しわの部分の角質層は厚くなることを避けられます。

そしてその間、足りないものを補ったりダメージから肌を守ったりという適切なケアをすることで、肌全体が元気な細胞に置き換わります。

すると肌本来のハリが出てきますし、その状態を維持したり、しわの原因であるダメージを受けても回復できるようになります。

つまり、「肌の一番いい状態（健康な状態）を保とう」というホメオスタシスがしっかり機能するようになるのです。

ぜひその、ご自身のお肌の底力も感じていただきたいです。

何回か繰り返し、または毎日継続することで体質改善ができるのと同じように、お肌も何回かトリートメントを繰り返して、その都度調整して肌を健康にしていきます。

目安は1か月～1か月半（３～６回）です。

その頃には「お肌が変わった」と実感していただけるのではないでしょうか。

深く刻まれたようなしわに最適なフェイシャルエステ

モンテセラピーでも、スキンケア製品を使って肌のコンディションを整えることができますし、

肌質改善でも、美容機器や高濃度セラム、タッチテラピー（フェイシャルマッサージ）やヘッドマッサージでお顔の筋肉に働きかけることができます。

どっちもリフトアップは可能ですし、しわに対するケアもできるのですが、

お客様が、ご自身の肌悩みに対して、最適なトリートメントを選べるようになっていなかったことに、今回気づきました。

「刻まれたような深いしわをケアしたい」場合は、肌質改善フェイシャルがいいです。

それと同時に「顔も引き締めたい」「リフトアップもしたい」「小顔効果も欲しい」という場合でも、肌質改善フェイシャルで対応できます。

実際にこちら（↓）を受けられた方が、

「肌質改善でも顔が引き締まるのね～」とおっしゃってくださいました。

ホームケアやおうちエステでは体験できない、高度なトリートメントです。

そのため注意事項や禁忌事項がございますので、ご予約前には必ずご確認くださいませ。