代謝も上がるし気持ちいい
中医学・東洋医学で言う「気」は、空気のように目には見えません。
でも、「もしかしたら、これって『気』かも」と、感じることがあります。
集中しているときとか瞑想しているときに、手のひらに熱感があったり、体全体が熱くなる感じがあったりすることがあります。
なんだか私、あやしい人みたいですね(笑)
たまに、「手が温かくて、気が出ているかと思った」と言われることもあります。
人肌の温かさよりも熱感があるのだそうです。
先日、札幌市厚別区から初めていらしたお客様に感想を伺ったら、「気が流れる感じがした」とおっしゃっていました。
とくに、「下に流れていく感じが気持ちよかった」と。
何度も眠りに落ちたそうです。
気の流れには方向があります
モンテセラピーは、「気の流れ」に注目したトリートメントです。
ですので、リンパの流れとは逆行する場合もあります。
たとえば、足のむくみを取ろう思ったら、足先から上へ向かってマッサージしませんか?
この方向は、老廃物を回収したリンパや静脈が心臓へ向かう道ですね。
でも、モンテセラピーの場合は違うのです。
足の場合、気の方向は内側と外側で違います。
足の内側は、下から上へ。
足の外側は、上から下へ。
これが「気の流れ」なのですね。
気の流れがスムーズになると内臓が活発になります
『気』は分かりやすく言うと、運動するために必要な「エネルギー」です。
気があるから体を動かすことができるし、体の中では内臓を動かすこともできます。
体の各組織・器官を動かすためには、気は常に滞りなく流れてないといけないのです。
つまり、気の流れが悪くなると、内臓がしっかり働けなくなる=代謝が落ちるのです。
トリートメントが終わってホットタオルでお体を拭いていたら、お客様のお腹が「ぐぐ~~」と鳴りました。
恥ずかしがっていましたが、全然気にすることはないです。
とってもいいことなんですよ~。
だって、「胃腸が活発に動いている」というお知らせですから。
ただいまデトックス中
胃腸は、体に必要な栄養か、そうでないかを分別するところ。
体に必要な栄養は消化吸収しますが、もうそれ以上とる必要がなければ排泄の方へ送ります。
ぐぐ~っとお腹が鳴るのは、まさにその作業中なのです。
気が流れて胃腸が活発になると、余分なものや老廃物はすべて体の外へ出せるのですね。
だから、落ちていた代謝も上がるし、老廃物も溜まらず、痩せやすいカラダになります。
胃腸が活発になるのは、現代医学で言うと「副交感神経」が優位になっているときですね。
つまり、リラックスしているときは、胃腸は活発になっていて、デトックスも進みます。
気の流れがいい状態は、気分も明るく晴れやかでのびのびします。
だから滞っていた気が流れると、気持ちいいのですね。